吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

生涯対価を考えれば、どれだけ効率的に成果を上げて自分を知ってもらえるかの勝負【236回】

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謹賀新年。今年も宜しくお願いいたします。

正月からお金の話で恐縮です。お金の話は品がなくて、いやらしいと思う人もいるかもしれません。技術者にとっては技術が大事でお金の話な二の次という方もいると思います。このコラムはお金の話ばかりなので、、、ごめんなさいです。

ただ、人生の中でお金によって得られる選択肢は結構多く、しかもいきなり大きく昇給することはないので、将来の選択肢を拡げるために興味がある方は若い時からでも考えておいた方がいいです。

そういう吉政さんはどうなのよ。という話ですが、もちろん私より稼いでいる人はたくさんいます。ただ、多くの環境に恵まれ、ご支援も頂き、平均年収の10倍くらい稼いでいる感覚でいます。

お金を稼いでいる人は良く「多くの環境に恵まれ、ご支援も頂き」的な事を言いますが、これは運が良かったからなのかといえば、それだけではないと思います。もちろん、運もあるのですが、長い人生、運が良い時もそうでないときもありますので、運が重要な要素ではないです。ただ、転機のタイミングには運がつきものです。でも運はそのタイミングがいつかかどうかで、運が転機を作るわけではないと思っています。

ではうまくいかない人は、何がいけないかというと、それぞれなのでよくわかりません。ただ、私は表題にあるような「どれだけ効率的に成果を上げて自分を知ってもらえるか」はかなり重要だと思っています。

生涯対価が高い人は、単価の良い仕事を限られた時間内で大量にこなしているからもらえる対価が高いと思っています。

サラリーマンの場合、そういう仕事ができる会社は限られていて、どの会社で働いても単価の良い仕事を限られた時間内で大量にこなせるわけではないです。つまり、本人が希望しても採用されないとその環境には行けません。また、多くの会社では前年収の+20%増くらいを上限にしているので、今まで年収400万円だった人がいきなり転職して年収1000万になるのは、ほぼないです。転職を重ねてあげていくか、社内で成果を上げて給与あげていくかの二択になります。いずれにせよ、会社に判断してもらって昇給していきます。転職の際の判断基準は実績と知名度で決まることが多いように思えます。

起業した場合は、なんとなく最初に契約した単価で続くことが多く、また、その人の実力や実績、知名度で単価が上がっていきます。その時の単価も発注側の社内で検討されて決まっていきます。その際に大きな判断になるのは客観的な証明である実績と知名度だと思っています。

今回のテーマである「どれだけ効率的に成果を上げて自分を知ってもらえるか」の後半は自分を知ってもらえるかということから話しますが、それはメディアでの執筆やイベントでの登壇の話です。このコラムのコーナーである「エンジニアライフ」もそうです。自分の考えや技術を発表できる場があると、客観的な判断になりやすく、難易度が高い案件も話が進みやすいです。多くの場合、昇給や発注を決める側は会社なので、客観的な材料が必要なのです。すごい実力があっても、高い対価に見合う効果が出る保証はないので、客観的な事実が必要で、そのためのセルフブランディングが大事だと本当に思ってます。事実私は今、月間連載15本以上、登壇数年間30回ほどになり、かなり助けられてます。多少名前が知られていても、だれもが知っているレベルではないことが多いので、執筆や登壇実績が重要と思うのです。(年収1000万前後であれば、無くても実力だけで何とかなると思います)

そのセルフブランディングやいい単価のオファーの話ですが、そもそも実力がないとうまくいきません。実力者は基本をしっかり押さえて、経験も豊富で、実績も素晴らしいですよね。そういう人たちに共通で言えるのは時間の使い方がとても上手なのだと思います。

この時間の使い方とは、オンオフを切り分けて集中力の維持の方法を知っているとか、通勤時間の様な無駄な時間を省くとか、そういう話はあげれば限りないです。それらを含めて、自分の行動を効率的にするべく、工夫をどれだけしているかにかかっているかと思います。

他の方はわかりませんが、「吉政さんはどれくらい工夫しているんですか?」と聞かれれば、たぶん一晩語れるくらいやっています。取りに足らない小さな工夫の習慣化で実現できていると思っています。

時間は全員に平等に与えられているので、どれだけ工夫でき、良いものを習慣化できるかだと思います。

あぁシンプルなこと言ってるなぁ。話が明確でないので、ちょっと例を挙げます。細かい工夫を上げていくと以下のようになります。

・パソコンの画面が増えると効率が上がるので、全拠点4枚画面で作業しています。(どこかの調査データでは2倍くらい効率が違ってきます。興味がある方は調べてみてください)

・通勤時間は疲弊するだけなので、10時出勤、深夜帰宅の高速道路通勤にして、好きなドライブで発散して、通勤時間を半分以下にしています。

・顧問先14社、連載15本なので、いっぱいいっぱいです。気分転換が大事なので、書斎が3か所あります。

・ハードワークなので、週に一回オイルマッサージで老廃物を流してます。

・ハードワークなので、毎日30分歩いて、週2回筋トレして、乗り切る体力をつけてます。

・私にとって音楽は効率化の道具なので、好きなスピーカーで好きな音楽をよくかけています。

・コンビニ弁当は健康によくないので、自炊してます。時短で炊事したいので、ヘルシオで材料を放り込んで一括調理してます。

などなど。当然改善点もまだあります。私よりもっとすごい人はもっとすごい工夫をしてきているはずです。

人生100年時代に、健康寿命は80歳を超えていきます。

長く働くなら、効率よく働いて、選択肢が多い人生を歩きたいですよね。

私も頑張ります。

今年もたくさん工夫して、自分自身を大きな永久機関にして充実した仕事ライフを実現します。

お互い頑張りましょう!

それでは、皆さんの今年も良い年になりますように。

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さて、私の近況は以下のSNSアカウントで確認できます。興味がある方はご覧ください。(もはや私のSNSアカウントは生存確認の術と化しているようなw)

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その他の近況は「吉政忠志」で検索されると大よそみえます。

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