@IT自分戦略研究所 メールマガジン「@IT自分戦略研究所 Weekly」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

夏休みの宿題、あなたはいつやります?

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 2005年8月10日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。本文で紹介されている本は、ブライアン・トレーシーの『カエルを食べてしまえ!』ですね。ちなみにカエルは食べると鶏肉っぽくて美味しいそうです。食べたことないけど。

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 夏ですねー。しかもいまはお盆。電車がすいていて気持ちいいこと(苦笑)。そうです、IT業界のご多分に漏れず、当社アイティメディアも全社一斉休業という制度はありません。各自で休暇を取りなさい、っていうけど休めませんぜ、社長!

 というグチはさておき、夏といえば思い出すのは長ーい夏休み。そして夏休みといえば、絵日記という古典的なタスクに代表される宿題です(ちょっとこじつけ)。皆さんは8月末に必死でやった方ですか? 僕は小学生時代、絵日記は別にして、算数や読書感想文などは7月中に終えてしまう偉い子ちゃんでした。

 7月に宿題を終えてしまえば、8月は1カ月まるまる遊べる! って子供心に計算して、夏休みに入るなり早々に片付けてしまったのです。この傾向は食事のときにも当てはまり、苦手なものを先に食べてしまいます。あんみつでいえば、嫌いな黒豆をまず食べる。

 食事はさておき、この方法は仕事では有効なようです。『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社刊)という書籍では、重要だけどやっかいな仕事(タスク)をカエルにたとえていて、それを先に片付けることの有用性を教えてくれます。

 朝出社して、まだエンジンがかからないうちは、こなしやすい雑務を処理してしまいがち。重要だけど面倒なタスクは「あとでやろう」と棚上げに。そうこうしているうちに緊急な仕事が入ってきて、結局「明日にしよう」。それでは目標達成にとって重要な仕事がいつまでたっても片付かないということになってしまいます。

 そうではなくて、まず朝一番でその日最も重要でやっかいな仕事を片付けましょう、というのが先に紹介した書籍の趣旨です。薄い本ながら、効率よく仕事をするうえでの要点が平易に説明されていて、お奨めの1冊です。

 さて小学生時代は偉い子だった僕がどうなったか? 『カエルを食べてしまえ!』を読みつつ、「分かっちゃいるけど、できないって」と開き直る大人になりました。「神童も二十歳を過ぎればただの人」。お後がよろしいようで。

(人財メディア事業部 小林教至)

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