ホワイトな大手企業へ転職！その27 一か八かの賭けに出る！
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材料が前に出過ぎるから詰まる！だったらこの逆をやればいいんじゃないか？ってことで材料が前に出過ぎないようにすればいいのでは？そのためには何をすればいいのか？ってことまでわかればセンサーの設置位置に答えが辿り着く。でもこんなところいじったこともないし大丈夫だろうか？いじってダメであったらまた杉本に怒鳴られ、甘利に馬鹿にされるだろう。そんなことを考えると思考が停止してしまう。
ﾎﾞｰっとしながら装置の掃除が終わって流し台へ手を洗いに行ったときのことだった。藤尾先輩が担当している装置の横を通り過ぎた時、何気に先輩の装置が視界に入った。掃除が終了した後の装置だったので普段は材料で見えない箇所も見える、そして私が推測していた箇所を何気に横切りながら見てみた。そしてすぐに自分の装置に戻って同じ個所を確認してみる。私の推測が当たっていた！
やはり先にも書いたとおりセンサーの位置が藤尾先輩の装置では私の装置のセンサーの位置よりも奥に設置されていたのだ。後10分程度で休日出勤の夕礼が始まってしまう。しかし、やるしかない。センサーの位置をズラすくらい10分もあれば出来るはずだ。初めていじる箇所だけどもう後がないしやるしかない。モンキー以外に道具は不要だし、サッといじって何事もなかったかのように夕礼の位置について休日出勤を終えた。問題は休み明けの月曜日に吉と出るか、凶と出るかを待つだけになった。そして月曜日がやってきたのだ。