町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

修羅の派遣会社へ転職!その19 正社員の陰湿さに驚くばかり!!

»

さて、県会議員の方に話をきいてもらってから数日後、再び県議の方から連絡が来たのだ「田中さんの話を、新聞社で働いている友人に話したら是非話を聞きたいと言ってるんですよ。私の家でお茶でも飲みながらどうですか?」と、なんか相当な大事になってきたが、私は逆にワクワクしてきた。一体これから何が起るんだろう?って、そんな感じである。その前にもう一人、今度は市議会議員が話を聞きたいということで新聞記者の前に、市議会議員、県会議員の二人と私は会うことになったのだ。場所は県会議員の自宅。珈琲やケーキなどを御馳走になりながら聞かれたことをいろいろと話す。

どうやら市議会議員の目的は、二重派遣の暴露のようだ。大手企業内で派遣法に違反していないかを調査して市議会で公表するのが目的らしい。私にとってはそんなことはどうでもよかったのだが、聞かれたことは正直に答えた、名前、派遣会社名を出さないことを条件にである。そして、いよいよ新聞記者と会う日がやってきた。場所は宿泊先のホテルのすぐ近くのファミレス。名刺をいただき早速、いろいろと話を聞かれる。二重派遣のこと、仕事内容、派遣では契約か?正社員か?勤務時間、休日、このときも約2時間以上いろいろと聞かれた。そして、このことが後に新聞に記事として半ページも掲載されることになるのだ。

議員や新聞記者たちは安い賃金で長時間働かされている派遣社員の待遇改善が目的、私はあいつらに復讐をするのが目的、お互いの目的こそ異なっていたのだが、私はこれで復讐への土台が出来上がった。先ず第一段階は私の派遣会社の担当営業にイジメのことを伝える、早速派遣会社の営業課長へ詳細をメールした。翌日、返事が来た。「一度直接会って話し合いたい」とうことであった。そして宿泊先の近くのファミレスで昼食をしながらの会話となった。営業課長は「うーん やってることがかなり幼稚で陰湿ですね」。更に営業課長は「こういうのは、過去にもあったんですよ、私どもの派遣社員が、派遣先の正社員である係長に靴を隠されたことがありました」って。マジか!

株式にも上場している大手企業の係長が、派遣社員の靴を隠すのか!「そんな幼稚なことするの?」思わず課長に聴き返してしまった。「今始まったことではないんです、しかし、今回のネットでのこういった陰湿なことは初めてですね」。そうだろう、そうだろう!しかも同じ派遣会社の社員もイジメ側になっているというパターンは前例がないらしい。課長が「あの子ですか。。あの子はメンタルが弱いんですよね。」確かに、正社員派にくっついている同僚の派遣社員の梶原は言われたことをいつまでも気にしてしまうような感じの奴だった。自分の意志とは無関係に、生き残るために強いものに付く。要するに自分の意志が持てない奴なんだろう。そして、例のホームページのアドレスを課長に教えた。「客先の本社の部長に報告してみます」ということで話は終わった。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する