町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その26 決まった日に決まった休みがあると安心する。。

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そして週明けの昼勤がやってきた。稼働始めのときはちょっとだけ調子が良く動くのだがだいたい数分でチョコ停止が発生する。この繰り返し。動いた~!良かった!と思ったらいきなり停止。この繰り返しが一日中起こるんだから疲れるしうんざりしてくる。そして弄りだす。「どうせ来たって駄目なんだから」こんな気持ちで会社に来るようになってしまった。そして毎日が憂鬱になってきてしまったのだ。前の会社と同じような感じだ。

しかし、この会社は決まった日に決まった休みがあったので毎日の仕事が嫌でも金曜日になれば「明日は休みだ!」って安心感を持てたので辞めたいとは思わなかった。何が言いたいのかと言うと、やはり決まった日に決まった休みがある。これが一番良いんじゃないかなってこと。たとえ休日出勤したって日曜日は休めるんだし。そんな気持ちがあったので仕事ができなくても馬鹿にされてもそれなりに我慢できたのだ。同じ境遇の桑田先輩とも仲が良かったのもあったしね。

しかし、この状況をとにかく改善しなければならない。杉本MGは何もしてくれないし甘利先輩は問題外、他の優しい先輩たちもいろいろと様子を見に来てくれて教えてくれたのだが改善はしなかった。そして、ある休日出勤のとき、いつものように調子が悪いまま稼働させて全然生産数もあがらずに終了近くになり掃除を始める。掃除のときは装置内の材料を全て取り除いて掃除するんだけど、このときにセンサーがあることに気づいた。このセンサー、ここに材料が存在する。というためのセンサーだ。

なので材料があればセンサーは材料の存在を認識して材料を送り込む搬送コンベアーは停止した状態。そして材料がなくなるとセンサーは材料が空だと認識して、搬送コンベアーを動かして材料が次の工程に流れる適度な位置まで移動させるのだ。ここでも前の会社のときの知識が役にたったのだ。前の会社では先輩についてブラブラして何もしていなかったのだが大型の装置を毎日のように見ていたのでセンサーやその役割がどのようになっているかってことが自然に身についていたのだ。そしてこの装置のチョコ停止の原因は材料が前に流れ過ぎてボロボロと搬送口から飛び出して材料が定位置に定まらない状態で次の工程に流れて途中で詰まってしまうんじゃないか?って推測をしたのだ。

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