町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その25 あやうくキレかけた。。。

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その日の休日出勤は私、豊部先輩、桑田先輩、甘利、芦沢先輩、藤尾先輩、香川先輩だったと思う。いつものように私の機械は調子が悪く停止ばかり繰り返している。そして隣の芦沢先輩が担当していた装置がトラブル停止した。芦沢先輩だけでは対処できないので杉本MGを呼ぶ、私以外には怒鳴ることもなく普通に接する杉本、杉本が修理しているときに工具を芦沢先輩に持ってくるように指示して芦沢先輩が工具を持ってきて杉本に渡す。そして突然、私の左足に激痛が走った。杉本が工具を叩き付けたのだ。それが弾いて私の足に直撃したのだ。もちろん杉本は謝りもしないし無言で機械に向かっている。しかし、どう考えても杉本の居る位置から私のとこまで工具を叩き付けたとこしても飛んでくるような位置ではない。これは明らかに故意に私を狙ったとしか思えないのだ。

間違えた工具を持ってきた芦沢先輩には注意もしない。私は足元に落ちた工具を芦沢先輩に黙って渡すことしか出来なかった。「あ~あ!」芦沢先輩が呟いた。あ~あじゃねえよ、この芦沢先輩もちょっとおかしかった。あんたが間違えた工具を渡したせいでこの俺が杉本に八つ当たりされてんのに「あ~ぁ」って。「大丈夫か!」くらいの一言を期待していた私が馬鹿だった。後にこの芦沢先輩は完成品を台車で運ぶ仕事へ回されてしまう。

そして杉本のほうは終業時間になり帰るときには俺のところにきてニコニコしながらイヤラシイ話しをする。こいつはイヤラシイ話ししか話題がないのか!たぶん周りとのコミュニケーションが下手なのかもしれない。しかも、この日は女子が出勤していないので女子トイレに入って「こうなってんだな」とか言いながら女子トイレを観察する変態であった。更に、杉本には1歳の子供が居たのだが夜泣きをするとひっぱたく、指を噛んだとかでひっぱたく。そんな異常なことを普通に話して自慢していた。ちょっと人間としての基準と言うものが私たちとは大きくズレていたのだろう。

そして豊部先輩が私のとこに来て「田中ちゃん 大丈夫か?俺だったらあんなことされたらぶん殴ってるよ!」たしかに誰が見てもこれはおかしいし腹が立つ出来事であった。しかし相変らず私と桑田先輩の機械は全然稼働が良くならなかったのだ。

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