お気楽“IT系女子”の日常を徒然と綴ります。

“アラサー”IT系女子のドナドナ生活その3

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 こんにちは。皆さんのお生まれは「何世代」でしょうか。最近、プロ野球のドラフトでは「ハンカチ世代」が野球界をにぎわしていましたが、わたしは「松坂世代」です。わが社だけかもしれませんが、この世代はいろいろと「やらかす」世代のようだということが最近分かりましたので、ドナドナ第3弾は松坂世代の逸話について。

 ※以下、事実にかなり忠実に基づいていますが、嘘にならない程度にちょっとだけ歪曲してます。ご了承ください

◆忘れものは何ですか?

 実は同期だったAくん。落ち着いた物腰で、「クールで秀才タイプ。実際、仕事もデキるし」というイメージだったため、勝手に年上だと思い、初めて会ったときから敬語で話していました。入社式でも新人同士はほとんど話すこともなかったので、彼と同じ現場になって偶然にも同期であることが分かりました。

 実際に、彼の「デキる」評価は間違っていませんが、どうやらいろいろと「やらかした」過去を乗り越えてきた人だったようです。彼の黒歴史のうち、お茶目なエピソードがこちら。

 ある日、お客さまも含む部内の連絡用メーリングリストに謎のメールが届きました。差出人はAくんです。メールを見た人は皆、あ然。

タイトル:ふりかけ

本文:白紙(本文は何も書かれておらず、彼の署名のみがポツリと……)

 一同、大爆笑!! ……だったら、良かったんですけど😅

 シーンとする室内。誰も突っ込んでくれず、何事もなかったかのように仕事を続けられるという、非常につらい状況。Aくんは上司に促され、お詫びメールを送信。

 メールの真相ですが、Aくんは数日間ずっと、お弁当のふりかけを持ってくるのを忘れており、リマインダーのつもりで自分宛てにメールしようとしたそうです。しかし、メーラーのアドレス帳で誤ってMLのアドレスを選択してしまったのでしょう。この話を聞いて、わたしは一気にAくんに親近感を覚えました(笑)。あ、ふりかけは「のりたま」だったそうですよ。

◆レジェンドはここから始まった?

 入社式からの付き合いの同期Bくんと、研修を受けたときのこと。内容は、バーチャルメールサーバの構築。別の現場からも若手や新人が数人、参加していました。

 構築作業が終わり、いよいよメール送受信テスト! 結果は……

  • Bくん:構築は一番乗りだったのに、設定ファイルの記述ミスが多発→修正→成功
  • 他の人たち:一発で成功

 そして、わたしが最もひどかった……。

 メールが受信できず、エラーに。講師の先輩と一緒に設定ファイルを見直すも、記述ミスは見つけられない。わたしはググって調べ、そこにドンピシャ? と思われる解決方法を見つけました。まずは、DB内のテーブルを作り直す必要があります。

 はい、わたし、DROPしてしまったんです!! いくらSQLが守備範囲じゃなくても、DROPの意味や危険性は理解しているつもりです。でも、その時はちょっと心配しつつも、やってしまった!! だって、作り直すにはいったん削除して、新規作成でしょー?!

 結果、わたしの環境が壊滅状態になって茫然としてましたら、講師の先輩に「お、お前、何してんねんー!! DROPしおったヤツなんか初めて見たわー!!」と、あきれられるやら、びっくりされるやら。また、つまらぬレジェンドを作ってしまった……(後日、リベンジ自習して構築が完了しました)。

◆言い訳すらできない……

 コラムの初回に少し書いたのですが、今の現場に来た当時は前の現場とのギャップに悩んだこともありました。これまでとは違った種類のストレスもありましたし。そんな、ある日。

 出先から妹が電話をしてくるのを受ける予定になっており、母にそのことを話していたら、ちょうどわたしの携帯が鳴った!

わたし:(脊髄反射的に)「はい。@IT情報サポート室(仮名)です」

:「ちょ、アンタ、大丈夫っ?!」

わたし:「あ、え、なんか……まちがっ……◎%▲×?#◇&……」

 しかも、着信音は、電話ではなくメールが届いた時の音なのに、無意識に電話に出てしまいました。良かった、電話じゃなくて。

 言い訳すらできないわたしを、真剣に心配する母。その日の晩ご飯が、予定を変更してわたしの大好物になったことはいうまでもありません……。ありがとう、お母さん!(ちなみに、魚の予定だったのが、カレーに変更となりました)

◆まだまだ、ダイジェストで!

 ここからは「誰の」ネタかは伏せて、ダイジェストでお送りいたします。わたしの失敗談もあれば、他の同期のものもあります。断じて、わたしだけの失敗談ではありませんので!(笑)

◆◆◆◇◇◆◆◆

 (1)ウイルスに感染したパソコンを本番環境のネットワークに繋いでしまった! だって、ウイルス定義ファイルをアップデートしたかったんだもん! でも当然、こんなことしちゃいけないですよね。現場の上司と、本社から来たさらに上の役職者に両側から挟まれ、「お前、なんでこんなことしたんや?!」と交互に詰め寄られ針のむしろ。慌てるとロクなことがありませんね……。

 (2)配属先での部屋は、サーバラックと自分たちのデスクが同居している環境。掃除するよう指示され、UPSやサーバの電源として使用していた回路のコンセントが空いていたため、何も考えずに掃除機を繋いでしまい、ブレーカーを落としてしまった人。当然、サーバも落ちますよね(笑)。こんなことがないよう、その部屋ではサーバ用回路と通常業務用回路は分けられていたのですが……。や、そんなこと常識だと思ってて、あえて教えなかった先輩が悪い!(多分)

 (3)ラックマウント図を作ろうとして、スパゲティ状態の電源コードと格闘した人の話。ラックレール用のコンセントプラグが邪魔。いくら邪魔でも機器のコンセントを抜くわけにいきませんが、レールに取り付けているプラグなら、レール上をスライドさせることができるから大丈夫だろうと、意味不明なことを考えた。当然、プラグをひねるとレール上をスライドさせて移動できますが、それって要するにレールから外れることになりますよね。で、外れたら……電気が流れなくなりますよね(苦笑)。

 背後で監視用PCに取り付けたサイレンが鳴り、当該ラックレール用コンセントプラグに接続されていたのは、基幹系ネットワーク機器。電力の供給が断たれると同時に、マスターとスレイブが切り替わりました。上司から、「これまでラック内を放置してたオレらも悪い。マスターとスレイブの切り替えテストができて良かった」と、ありがたいのやら、匙を投げられたのやら、よく分からないお言葉を頂戴しましたとさ。

◆◆◆◇◇◆◆◆

 これらエピソードは、今だから笑って話せることですが、ミスはミスです。もちろん、笑ってる場合ではないです。しかし、ミスをしない人なんていません。回数や規模の差はあると思いますが、誰もがミスを乗り越えて成長するのです(だからといって、正当化するつもりは毛頭ありませんが)。

 次回は、ミスを量産してきた残念な社員であるわたしが、今だから思うミスに関するアレコレについて徒然と語りたいと思います。

Comment(4)

コメント

EarlGrey

初めまして、EarlGreyでございます。

OJTで教育担当をしていた○年前の記憶がよみがえりました。
私の後輩も、『DROP DATABASE;』を打ってしまった一人です。
事態が明らかになった後、彼女は涙ながらに語りました。

「ROLLBACKがきくと思ったんです・・・」

そんな後輩さんですが、今では立派なOracleエキスパートです。
痛みは人を成長させるものですねぇ。

組長

Earl Greyさん

こんばんは。はじめまして。コメントありがとうございました!

>痛みは人を成長させるものですねぇ。
本当にそうですね。私もたくさん痛みを負いましたし、きっと私のせいで
先輩もたくさんの痛みを……(笑)。

私はまだ研修でのことで、誰にも迷惑をかけない状況でDROPしたので
笑い話で済みましたが、さすがに前代未聞のことだったらしいです。

Anubis

DROPしてしまったんです!!

・・・ドジッ子萌え。


私もありますね。
何も知らずにAdministratorのパスワード変えて、
システム全部がエラー吐いた・・・。

ドジッ子万歳!

組長

Anubisさん

こんばんは。先日はどうもー。コメントありがとうございます。

>・・・ドジッ子萌え。
ありがとうございます、萌えていただいて。笑

やっちまうことって誰でもあるので、要はそこからどうするか、ですよねってことを次回綴ります。

ドジっ子世にはばかる!笑

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