“アラサー”IT系女子の転職活動(1)
こんにちは。組長です。なんと!! 前回のコラムから1年以上が経ってしまいました。早いものですね……。前回のコラムでも書いたように、転職しまして「IT系女子」ではなくなってしまいましたが、今回は、「妙齢のIT系女子の転職のリアル」について綴ってみたいと思います。
■ 転職のきっかけは?
「異動できないことがはっきり分かったから」
これです、はい。新天地を会社から与えてもらえないのなら、自分の足で探すしかないということですね。
「与えてもらえない」という書き方をしましたが、わたしはド新人だった自分を、面倒見て育ててくれた会社に恩義を感じており、会社にとって役に立つ社員、売れる社員になりたいと思っていたのです。それなりに勉強したり、結果を出して仕事のできる社員にならなくてはと思って、ずっと上司と相談してきました。
でも、はっきりと「異動先はない」と言われてしまって、心の糸がぷっつりと切れました。
Aという現場からBという現場への異動。それぞれにお客さまがいらっしゃいます。当然、お客さまにしてみれば業務知識もあって人間関係も出来ている人に長く安定して働いてほしいに決まってます。それを、あえて異動させるとなると、お客様が納得する理由が必要であって、「社員の成長のため」と言っても「知らんがな」と、なるわけです。
上司の言わんとすることは、さすがに分かります。でも、その前年、現場で起こったトラブルの穴埋め的な意味合いもあって自分の異動が消滅したこともあり、「またいいように言いくるめられている」と、感じてしまいました。いい歳して、まだまだ青いですな(笑)。
それゆえの「新天地は自分の足で探す」ということです。ワガママだと言われればそれまでかもしれませんが、「来年も今の仕事をしている自分」を想像すると、心の底から「それは嫌だ。わたしはもっと頑張りたい」と思う自分がいました。
■ 32歳・女性の、転職の現実
正直、転職できるのはすごく不安でした。年齢が完全にネックになると思っていました。仲良しのコラムニストさんにエージェントさんを紹介してもらいましたが、やはりそれなりのお給料がある仕事というのは必ず「リーダー経験」が求められます。
リーダー経験? そんなもん、ねーよ。orz
口では何とでも言える。嘘じゃない程度に職務経歴書も上手く書ける。でも、わたしは所詮、ハリボテの中途半端な人間で、資格は取ったけど覚えたコマンドもオプションも試験の翌日には大半が記憶の中から消えました(使う機会のない仕事だったので)。
進数計算も嫌い。
サブネットの計算も大嫌い。
今までは、何だかんだ言いつつも会社に守ってもらってました。チームの中でぬくぬくとやって来ました。でも、転職となるとある程度の期待をされて入るわけです。「何だよ、こんなもんか」って思われるに決まってる。
そんな不安と、本当にわたしが転職できるような仕事なんてあるんだろうか、という不安。たくさんの不安を抱え始めました。 いつの間にか、「やりたい仕事」ではなく、「できそうな仕事」「できる仕事」を探している自分に気付きました。
あれ? わたし、何のために転職するんだっけ?
■ それでも内定はいただける
転職の際の面接では必ず退職したい理由を聞かれますが、わたしの動機は「頑張りたい」というものが根底にあることと、実務では全く生かせていない(活かせる仕事ではなかった)とはいえ、少し資格を取っていたこと、年収については現状より少しでいいから高ければOKという慎ましさ(笑)、ずっとヘルプデスクをやって来て人当たりは悪くない、この辺りが良かったのでしょうか。内定はいくつかいただけました! 本当に、嬉しかったです。ありがとうございます。
そんな不安と葛藤の日々の中で、最終的に転職を決めた会社の求人を見つけるのですが、それはまたいつかのお楽しみということで、次回は具体的に自分が面接や職務経歴書を書くときに気を付けていたことを事例としてコラム化してみたいと思います。
コメント
TwitterやFBでのコメントありがとうございます!
私の不安を分かる、と言って下さった方、嬉しかったです。なんか、「コイツ、低レベルな不安を抱えてたんだな」とかなるかしら、と思ってたので(笑)。
後、進数計算はさすがにちゃんと出来るんですけど(笑)、計算問題全般が嫌いで、脳がフリーズします。^^;
>樋口 節夫さま
温かいお言葉、ありがとうございます!いつも読んでくださってたのですね。嬉しいです★
目の前のことも大事ですし、私はそれを大事にする働き方をずっとしてきたのですが、自分の設計図、そろそろ真剣に考えなくてはいけないと考えております。2年後には遂に35歳、アラフォーになってしまうので……。
良い感じにシフトチェンジして行きたいと思っています。今後とも、よろしくお願い致します。次回は、1年後じゃなくてちゃんと来月にはコラム書こうと思います(笑)。