お気楽“IT系女子”の日常を徒然と綴ります。

“アラサー”IT系女子は前へ進む

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 こんにちは。今年どころか、去年のお正月太りからすっかり定着している組長であります。😭すっかり、2012年も始まってしまってますが、去年コラムをお読みいただいた皆さま本当にありがとうございました。今年も、徒然とやっていきます。よろしくお願い致します。

◆今回は趣味のおはなし

 わたしの趣味(の、1つ)といえば、ライブ行くこと(行って暴れる)。以前、コラムのネタにまでしてしまったぐらい好きです。去年はとうとう、某コラムニストさんの洗脳に成功し、一緒にフェス行ったり、ライブ行ったりしました。

 馴染みのない方には想像しにくいですが、まず通勤ラッシュを思い浮かべてください。ライブハウスの最前線は、それぐらいの人の多さです。で、その人達が歌うわ、叫ぶわ、拳を突き上げるわ、飛び跳ねるわ、なんか分からん動きをしてるわ、踊るわ、とにかくノリノリでめちゃくちゃです。

 当然ですけど、人とぶつかったり、足を踏んだり踏まれたりしますし、特に前から2、3列目は前へ行こうとする人に押されてギュウギュウになり、身動きが取れません。最前列はさらに、前の柵に押し付けられて痛いです。

 しかし、そんなこと分かってても皆、必死でステージの近くを目指します。はっきり言って、興味ない人にしてみたら「バカ」の一言でしょう。わたしも、かつてそうでした。最前線しか考えられない。ひたすら前を目指し、逆に人混みにハマって動けなくなることもしばしば。

 それが、わたしも「大人」になったのか、「寄る年波には勝てない」のか、ここ数年は「少し下がって、人が前に殺到したのを見計らって空いたスペースで楽しむ」という、楽しみ方を求めるようになりました。適度なギュウギュウ具合。モッシュもダイブもしやすいです。大きいライブハウスなら十分、ステージにいるメンバーの顔も見える。マナーの悪い人に嫌な思いをすることも少ない。うん、大人のライブの楽しみ方だ……。

◆宇宙一、好き

 いろんなバンドのライブに行きますが、1つだけ別格な神バンドがありまして。どんな手段を使ってでも、ライブは行く。悪魔に魂を売ってでも。売ったフリして悪魔なんか後でブッ倒せばエエやん、とか意味不明な厨2発言まで飛び出すレベル(笑)。

 そのバンドのライブ。武道館でライブ出来るレベルのバンドなのに、200人程度の小さなライブハウスを好む彼ら。運よくチケットが取れまして、なんと、なんと! 整理番号は20番! 絶対、最前列間違いなし!と喜ぶも、さすがは超人気バンド。2列目でした。だけど、ずっと応援してる大好きなボーカリストの目の前に陣取ることができました。

 始まるや否や、ギュウギュウ押されること、押されること。身動きとれません。手も挙げれません。それでも、幸せでした。目の前には素晴らしいバンド。そして、素晴らしいライブ。

 何が幸せって、好きなメンバーの一挙手一投足がバッチリ見える。目が合う(気のせい、という指摘は拒否する)。こっちに合図くれる(気のせい、という指摘は拒否する)。彼らの表情が分かるし、曲の合間に何やってるか見えるし、どんな服着てるかもちゃんと見える。

 前なんで、動けなかったです。途中から辛うじて手は出せましたけど、大好きな曲でダイブすることも、モッシュすることもできませんでした。でも、超絶幸せでした。

 先日も、そのバンドのライブに行きました。2000人規模の大きなライブハウス。いつものように、最前線エリアにて陣取るも、前には突っ込み過ぎず少し様子見。あれ? 楽しいんだけど、0.000000001%ぐらいだけど、完全燃焼しきれてない。何故……??

 そこで、気付いたというか、思い出しました。「そこそこ」「ほどほど」ではなく、ひたすらに前を目指すことでしか、見えて来ないこと、見ることができないものがある、ということを。

 後ろで大人しく見ることが悪いわけじゃない。見やすい場所で楽しく見るのも良い。それも1つの楽しみ方ですが、わたしは「前を目指さないと見えないこと」を何度も見たことがあったなぁ……。見たから完全には戻れなくなってしまったんだった……。

 最前線は肉弾戦です。活きの良い若い坊や達に弾き飛ばされることなく、戦ってポジションをキープしないといけません。乱暴な子には苛立つし、ダイバーは次々と飛んできて自分が飛ぶタイミングを逃すし、下手したらステージがまったく見えません。でも、楽しい。なんででしょうかね。

 がむしゃらに、必死に、ステージに手を伸ばす無数の人を見て思いました。「ああ、仕事でも同じだな」と。かつての上司に、「普段の行動や思考パターンは必ず何らかの形で仕事に出る」と、言われたことがあります。仕事よりも何倍も好きなはずの趣味の世界で、守りに入りつつあった自分。仕事では、確かに最近いろいろ悩むことがあったとはいえ、完全に停滞している。

 良い仕事をしたくて、がむしゃらに必死だった頃に戻りたいな。憧れの対象に必死に手を伸ばす。前を目指さなくては、前を目指すからこそ、見えるものがある……。

Comment(2)

コメント

SIVA

読んでいたく反省をしたしました。
キモ見命じるいい機会だった、ありがとうございます。

SIVA

キモ見…キモにです
DEATH…

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