エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

定年後でもフリーランスなら働けるから、貯蓄の心配はない!って本気!?

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前回のコラム、予想以上の反応がありました

フリーランスの場合は老後に必要な貯蓄は4883万円必要って知っている?(https://el.jibun.atmarkit.co.jp/noriwo_t/2019/06/4500.html)

Twitterでも色々な感想をいただきました。その中でも多かった意見を取り上げさせてもらいます。

フリーランスなら定年後でも働いて稼げるから貯蓄はそこまで大金でなくてもいいのでは?

たしかにその意見はその通りですが、現実はどうでしょうか?私には少なくとも3つのリスクがあると思っています。

1:健康上のリスク

私はアラフォーと言われる年齢層になりましたが、健康は本当に大事だと感じることが多いです。20代に腰痛、30代に坐骨神経痛になり、現在は問題なくなりましたが、当時は本当に仕事も生活も辛かったです。またかなり前の話になりますが、親族が脳出血で緊急入院したこともあります。日常生活ができるまで復帰できましたが、ある程度麻痺が残っているで仕事はほどほどとなりました。こういう出来事を目の当たりすると、年を取ればとるほど健康であり続けるのは難しいと思わせてくれます。

そのような考えがある私には65歳を過ぎても仕事?自分にも本当にできるのか?と思えます。もちろん現役バリバリで働いているかたも多くいらっしゃる事も知っています。でも、仕事ができる前提で将来を考えるには、ギャンブルのように私には思えます。

2:その仕事、ずっと好きでいられますか?

65歳になった時も、その仕事を好きで続けていきたい!と思えるかどうかという点です。私には正直、そんな先はわからないというのが率直な意見です。同じエンジニアライフのコラムニストでも、ひでみさんは30年後もプログラミングをやりたいといっています。私にここまでの真っ直ぐな思いがないので、マジでスゲえと思いました。

30年間と30年後(https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hidemi/2018/04/3030.html)

私は飽きっぽい性格であっちもこっちもやりたい、1つのことに集中するのが苦手なタイプ。そういう人は定年後もフリーランスで仕事、というのはできるのか心配になってしまいます。ひょっとしたらその時には大好きな仕事をフリーランスとしてやっているのかもしれません。でも、その見通しがなければやはりギャンブルになっていしまいます。

3:そもそもその仕事、あると思う?

AIが仕事を奪うではありませんが、無くなっていく仕事や職種が確実にあります。そして新しい仕事もどんどん生まれていきます。ここ10年でも色んな仕事がバブルのように生まれてあっという間に消えていったものあります。

フリーランスの場合、その時々に時代に合わせて、自分のスキルや能力を適応させて、仕事を作ったり、仕事を請け負っていく必要があります。しかしフリーランスとしてその仕事の需要が無くなる可能性も全然あるわけです。

私自身はこういう能力があるかどうかは別として、さまざまな状況に対応していくのは好きなほうです。でも苦手な人はどうなんでしょうか?という点です。

最後に

将来プランが明確で、定年後に働くリスクも許容できている。そんな人は老後のために大金を貯蓄しないでもOKです。ただし、この3つのリスクについて軽く話しただけで、自分は本当に大丈夫かな?とグラついてしまう人はフリーランスとしてもっと将来プランを考えないと危ないです。

またリスクばっかり考えたら何もできないという人もいますが、リスクを考えないほうごよっぽどハイリスクです。リスクを知って、把握して、許容することができるように自分自身でコントロールすることが大事です。

フリーランスになるとサラリーマンよりも見かけ上大金が入ることに違いはありません。でも、その分だけ色んなリスクがあります。そのリスク、本当にしっかり考えていますか?後で考えるという人ほど、そのリスクが現実となって現れるまで考えていなかった人ばかり。脅しではありません。こんな事をいっている私自身も過去に同じようなことを言われて、反省して今にいたります。

今までは考えてなくても、今から考えればちゃんと間に合う話。今からでも遅くない、ゆっくりでいいので、しっかり丁寧に考えていきましょう。

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