いつも忙しいと嘆くだけでは幸せになれない
こんにちは、手塚規雄です。
フリーランサーになって本格的にエンジニア業以外の事をやっています。色々な仕事をしていると企業と仕事することもあり、企業の担当者とメールでやりとりをしています。そこで気がついたのですが、基本的にみんな忙しいそうです。そのためメールの返事もなかなかこないのでこちらから返事の催促することもあります。というより催促しないと気がついてくれないほど忙しいようです。つまり、どの業界も仕事が忙しいのは同じですね。そんな「忙しい」が今回のコラムのテーマになります。
忙しい中頑張っている=幸せになれる(充実した人生を送れる)ではない不都合な真実
忙しい中、毎日を頑張って仕事しているのは素晴らしい事です。仕事を真面目にやらずテキトーに仕事をしている人に比べて、とても信用もできるし信頼もできます。しかしそんな真面目な方ほど、充実した人生から程遠いように見えます。ひどい人になると、まさに死んだ魚のような目で「大丈夫です!」と力強く言われると逆に心配になります。
真面目で年中忙しい人の特徴として
・お人好しなのでみんなから仕事を頼まれやすい
・たまに悪い人にこき使われてしまう
・自分より大変な人がいるから自分は大丈夫と思い込んでいる
このような人はみなさんの周りにいませんか?
忙しい人は、なんで忙しさから抜け出せないのか?
忙しさにも大抵の場合は波があります。その周期が人によって違いますが、1年間ずっと忙しい人でも次の1年間は人並みになっている事も多いです。忙しい時期は忙しさにまともな思考ができません。だから忙しいときは諦めるしかありません。だからこそ忙しくない期間に何を考えて、何をするかですべてが決まってきます。
社会人になって忙しい期間を一回経験すると次のどれかを考えます。
1:この会社はダメだ。転職だ!
2:これは仕事のやり方がダメだ。みんながもっと楽できる仕組みを作らなければ。
3:これが普通だ。転職しても無駄だ。このまま頑張るしかないんだ。
他の考え方もあると思いますが、最初に思いつくのはこの3つのどれかではないでしょうか?そしてこの中でもっとも忙しさから抜け出せないのは3を考える人です。
思考できる時間と余力がある時に思考を放棄している人は努力してない人
自己啓発系の本というのは胡散臭くて嫌いという人もいるのですが、それでも有名な内容なのでさせてもらいます。「7つの習慣」で提唱されている「時間管理のマトリックス」があります。
充実した人生を送るためには、緊急ではないけど重要な時間を多く確保することです。しかし先程の思考停止の選択した人はこの第Ⅱ領域の時間を増やすことを放棄していることともいえます。転職を考えたり、仕事の仕組みの改善を考える人は第Ⅱ領域の時間を増やして第Ⅰ領域や第Ⅲ領域の時間を減らそうと努力している人です。つまり思考停止している人は結果的に努力していないし、今後も努力することを考えていない。だからそんな人はどうやっても人生は充実することはないということです。
いつかは第Ⅱ領域の時間を増やして頑張る期間は必要
忙しいから無理と言っている人には忙しさから開放されることはないです。第Ⅱ領域の時間を増やして努力する必要は必ず出てくる。それだけの話です。第Ⅱ領域を増やす努力ができない人は多分「いつか白馬の王子様が助けに来てくれることを本気で信じているお姫様」思考なんでしょう。そんな人にはきっと王子様が助けに来てくれることはないのが現実といつ気がつくのかな?といつも思っています。
自分の人生を良くするには自分でなんとかしなければならない。だからこそ忙しさから抜け出すために、転職を考えたり、仕事のやり方を改善したり、何らかの形で現状を変える方法を考えたり実践するしかないという事です。
出てきた結論はあまりにも普通で誰でも知っていることですが、実際に何もやっていない人がほとんど。「知っている」人と「やっている」人。言葉にすると小さな差ですが、この差は人生の中でかなり大きなものになっています。
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