【86】将来に対する危機感、持っていますか?
こんにちは手塚規雄です。
将来に対する不安を持っている方は多くいると思いますが、危機感を持っている人は少ないと感じています。なんとなーく不安だなあと漠然に思っていても、今まさに迫っている危機がないからしょうがないのですけど。サラリーマンでも独立していてもその辺りは個人差レベルのような気がします。私の場合はとある経験から危機感を持つようになりました。今回のコラムはそんな危機感についてです。
危機感を持つメリットとデメリット
正直な話、危機感を持たないで生きている方が幸せだと思います(笑)なぜなら危機感を持つデメリットとしてストレスを溜め込みやすくなります。常に不安と戦っているような状況であり、そのためあまり危機感を持った生き方はどうなのかな?と思います。私のように波乱万丈を望んでいる人間なら問題ないのですが、そんな人生が嫌だという人のほうが多いと思うので危機感を持つ生活は正直微妙です。もう一度言いますが
危機感を持つことは正直あまり良いものではなくオススメできないと思っています
その上でメリットについてですが、危機感を持つと将来に対するリスクを明確にして、その対策を危機が本当に迫る前に打っておく。そういった危機回避能力を身につけることができます。
ストレスを抱える事と引き換えに回避察知・回避対策の能力を身につけるというものです。そこまでして手に入れる能力なのかというとうーん、と悩ましいというより微妙だと思えます。
危機感を持つためには?
一度本当に危機が差し迫った状況を経験する事です。そうしないと人間は人から聞かさせた経験だけでは本当の危機がわからないと思います。もちろんそれだけでも危機の恐ろしさを感じ取れる人もいますが、多くの人にとっては所詮は他人事なのでそれだけで危機感を持つのは難しいでしょう。
私の場合は独立して仕事で稼ぐことができない状態で手持ちのお金が無くなってしまった。そんな人生の最大のピンチを経験して危機感を持つことができるようになりました。今となってはあの時は本当にバカだったなあという笑い話ですが、当時は本当に不安で一睡もできなかった日もありました。
ほら、こんな風に経験だけ聞いても他人事にしか感じられないから、ピンチを経験せずに危機感を持つのは難しいことなのです。
危機感を持つようになって変わったこと
私の場合は、お金に関する危機を味わったことからお金に関する考え方が変わりました。お金について他人を頼ることはできないし、後手に回ってしまうとどんどんドツボにハマってしまう。だからこそ事前対策が大事になる。また独立しているからこそ、お金にうるさくても多少は許される立場というのも理解できるようになりました。そんな考え方や行動、価値観からこそ守銭奴を名乗っているわけです。
他にも仕事がある状況、なくなりそうな状況、報酬アップが狙える状況を即座に判断して事前対策をいち早く考えるようになりました。この考えのもとは仕事が無い状況は本当に地獄だと知っているからです。それから逃げたい、そんな状況にはさせたくないからこそ一生懸命考えるようになりました。それからは売上も利益もどんどん上がるようになりました。
そんな風に良いこともあれば、危機感があるので少々の不安が発生すればストレスになるので、すぐに対策を考えてしまうような癖もつくようになってしまいました。良いのか悪いのかわかりませんが、独立している人間にとっては持っていてよかった癖だと思っています。
危機感を持ったほうがいい、は自分にとって良いことなのか?
ビジネス書など読むと危機感を持ったほうがよいと書かれているものもありますが、危機感をもった生活というのはやはりメリットとデメリットが存在しているし、それが今の自分の生活に合うものは全く別物です。人に良いものと勧められても、それが今の自分にあっているものか?自分が本当に得たいものなのか?それをしっかり考えて判断することが大事だと思っています。
もしタイトルだけ見て「危機感を持ったほうがいい」というコラムなのだろうな、と思わせておいてこんな結論なのはちょっと卑怯かもしれませんが、そういうコラムもあるということで。
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