【40】案件探しとその流れ
こんにちは、手塚規雄です。
今までぼんやり話していたのですが、今回は具体的に話していきます。フリーのITエンジニアの案件の探し方です。フリーの方全員が全員やっている訳ではありませんが、少なくとも私はこうやって探しているという事です。
まずは案件紹介サイトへの登録
「ITエンジニア フリー 案件」で検索すると広告も含めて多くのサイトがヒットします。その中でいくつか気に入ったサイトにエントリーしましょう。エントリーしなくても案件を検索できるサイトも多くあるので、そこでまず案件チェックしてから登録しても大丈夫です。有名なサイトを適当にピックアップしましたので、リンクを貼っておきます。もちろん私も登録しています。
・ フリーランスITエンジニアの案件・求人情報サイト【ギークスジョブ】
エントリーする時に必要となる職務経歴書
案件登録する時に必要となるのが履歴書でなく職務経歴書です。転職活動経験者ならご存知かもしれませんが、今までどんな仕事をしてきたのか?を簡潔に記載する書類です。○○プロジェクトで開発メンバーとして1年間、設計からテストまで従事しました、という感じに今までのすべての経歴を記載するものです。フォーマットはネットで探すのもありですが、多くの場合はエントリー時にサンプルフォーマットがダウンロードできるのでそれを使いましょう。ITエンジニアの場合、普通の職務経歴書だと記載が難しいので、ITエンジニアに特化された職務経歴書のほうが書きやすいためです。また1つ作ったら使い回しできるようにしておきましょう。毎回作っていたら面倒くさいし、時間の無駄です。
ちなみに履歴書を提出したことはありませんでした。多分。もちろん転職の場合は履歴書が必要ですが、就職とは違うので履歴書が必要ないのです。
エントリー後の基本的な流れ
エントリー後は案件紹介サイトの運営元の会社の方と面談するのが通常の流れです。そこで今までの経歴やスキル、これから参画したい案件、具体的な条件について把握するためです。職務経歴書に記載された内容を元に色々聞かれます。ここで嘘をついてもまったく意味がありません。一緒に適切な案件を探してくれる方なので信頼関係をしっかり作っていきましょう。当然の話ですが面談してくれる方はIT業界に精通しているので、安心して深い内容まで突っ込んで話していくのが大事です。元エンジニアの人もけっこういます。
ちなみに会社員の方がエントリーした場合は、いつ会社を辞めるのか?などの具体的なスケジュールを聞かれるので冷やかしは絶対に辞めましょう。
法人持ちの方の場合はこの時に法人契約したい事を伝えておきましょう。個人と法人では契約で必要となる書類も変わってくるためでもあります。個人の場合は「開業届」と個人印鑑、法人の場合は「登記謄本」と法人印鑑など。
あとこのタイミングで報酬の振込日はきちんと確認しておきましょう。以前にも話しましたがビックリするぐらい未来日の場合もあるのでお金の管理には気をつけましょう。
面談した後からクライアント面接まで
面談時に話した条件にあわせて様々な案件を紹介してくれます。そこで自分がOKと思った案件に対して参画希望を出すとクライアント面談になります。クライアント面接は1回が基本。頑張ってスキルをアピールしていきましょう。面接上手はここで得となるので面接上手になるのもフリーのスキルとして重要です。
面接後に案件紹介サイトの担当さんから合否が伝えられます。そこで決定なら指定日からお仕事開始となります。
案件探しの賃貸物件探しの共通点
・理想の案件はない
・理想に近い案件が2つあって迷う。
・理想の案件あった!と思ったら募集終了になった
・プロジェクト参画前は微妙だったけど、参画後は想像以上に満足していた
・条件は最高だったけど、職場の雰囲気が微妙だった
・今のプロジェクトを離れたいけど、もっと悪くなるのがこわい
・ひょっとしたら今より良い案件は無いのでは?と思い込んでしまう
など色んな事があります。特に自分の思い込みが強すぎると失敗したり、ある程度タイミングと運に左右されてしまう。今のプロジェクトより他のプロジェクトのほうが良いと分かっていても、変化する事にはパワーが必要なので二の足を踏んでしまう人も多いです。こういった点が感覚的になんか賃貸物件探しと似ていると思いました。
あと、会社員時代にずっと1つのプロジェクトに従事している人だと、この案件選びの感覚が難しいかもしれません。私は全然別のシステムを転々して仕事していたので案件選びのポイントも自分自身の単価相場もだいたい把握していました。そういう時にこそ案件紹介サイトの担当者に色々質問して、不安を少しずつ解消していくのがいいでしょう。