【30】年末年始に聞いてみよう
こんにちは、手塚規雄です。
年末年始は帰省されますか?このIT業界、年末年始だからといって休みではない方がけっこういらっしゃると思います。そういった方は年末年始でなくても帰省した時にで、ぜひとも聞いてみてください。何を聞くのか?それは「自分の働き方は異常なのか?」という事を。
自分はブラック企業に働いている?
以前、「いい人ほどブラック企業を辞めない理由」というコラムを書きましたが、他にケースでも辞めない人があったのを思い出しました。それはこのような思考パターンを持っている人です。
・これぐらいどこの会社でも一緒
・他業界でも同じでしょ
・どうせ転職しても変わらない
この手の人は自分で情報収集しても、結局は今とそこまで変わらない、という考えに至ってしまうからです。そのため最初から望みを持てず、具体的な行動も起こしません。
こういう場合は誰かから指摘されるまでは変わることはありません。そこで指摘をしてくれる人間は誰か?というと家族か親しい友人しかありません。そこで帰省した時に聞いてみるといいでしょう。自分が今勤めている会社がブラック企業かどうかを。
自分には普通と思っていても、他人には異常に見える
日常的に顔を合わせている人より、久しぶりに合う人のほうが変化に気が付きやすい。だからこそ、今の会社に入ってから変わった事、良くなった点、悪くなった点も客観的に見てくれます。例えば
・仕事の量が明らかに多くなり、帰省回数が減った
・以前は仕事の話も少しはあったが、まったく喋らなくなった
・顔つき、体重の増減など身体、精神の異常を見てわかるようになった
これはうつ病になっていく変化ですが、このように明らかにわかる変化から、ちょっとした変化まで様々あります。そんな様々な変化からこんな事を言われたことありませんか?
「最近ちょっと仕事し過ぎじゃないの?」
これを言われてしまう様な人は、すでに危ない状態です。心当たりがある方は、今の会社で勤め続けるのか?それとも転職などの道を考えるのか考えてみてください。普通、この手の発言は相手の状況を考えてしないものですが、それでもあえてしてくるというのは明らかに異常と思える状況にいるのではないか?と思っているということです。
友人も変化している人がいる
昔も今も変わらず最初に就職した会社に勤めている人もいれば、会社を変えた人、まったく別業種へ転職している人、独立している人だっているかもしれません。そういう人たちから新しい刺激となる話を聞いたり、自分の状況を話してブラック企業かどうか聞いてみると客観的な答えを貰えます。人によっては真逆の意見もあるかもしれませんが、人によっては見え方が異なることを知ることが出来ます。
話を聞く時には相手の話を聞く、という言葉がありますが、相談する場合はどんどん自分のことを話してくれないと相手も困ります。たまに悩み相談で、自分の状況を上手に話せない方がいます。もし自分がそうだと思うなら、一回自分の悩みや状況を紙でもテキストでも書き出してみましょう。頭のなかの考えをアウトプットするだけでも、頭が一旦整理されるので考えがまとまるのでオススメです。
仕事好きが多いエンジニア
エンジニアが仕事好き、というよりは「エンジニアライフ」を読んでいるエンジニアは仕事好きが多いイメージです。こういう人はブラック企業にいても、そこに楽しさを見つけたり、やりがいを感じてしまう人なのでこういう心配していません。ただ、仕事が嫌いな人のほうが世間では多数派です。だから今回のコラムはみなさんには直接的にはあまり意味がないかもしれません。
ただ、情報は自分が活用するだけでなく、誰かに渡して、その人に活用してもらうこともできます。もしみなさんの、同僚、部下、後輩、友人などで悩んでいる人がいるなら、こういったアドバイスをしてあげるのもいいかもしれません。
ただ自社の後輩にアドバイスして、会社を辞めたとしても、苦情は一切受け付けません。そのつもりでよろしくお願いします。
それでは良いお年を!