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【15】ビジネス書を読まないエンジニアたち

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こんにちは、手塚規雄です。

 日本人の平均で月1冊以上本を読む人が46%(2013年のリサーチバンク調べ)。じゃあエンジニアに限ったらどうでしょうか?私が個人的に持っている印象ですが、エンジニアはビジネス書を読まない人が多いイメージがあります。今まで職場で、先輩、同僚、後輩でビジネス書を読んでいる姿を見た人は数人しかいません。またビジネス書を話題とした会話もありませんでした。エンジニアが買う書籍といえばリファレンス書籍。リファレンス書籍は実務上どうしても必要になるし、手元に置いておきたいものです。でも、たまにはビジネス書も読んでみてはどうしょうか?

先日エンジニアライフ内でも話題になっている「外資系コンサルが実践する資料作成の基本」。コラムを読んで、実際に購入された方はどれくらいいるのでしょうか?正直あまりいない気がします。実は私もまだ購入していませんが、9月中には購入して読む予定です。

 

話を元に戻しますが、ビジネス書を読まない理由は何か?

・高い

・読んでもつまらない

・読んで、自分が変わるわけでもない

・読む暇がない

・そもそも活字を読むのが好きじゃない

このように色々考えられます。でもどちらかと言うと、ビジネス書なんか何で読むの?と思う人のほうが多いのではないでしょうか。ビジネス書を読む理由。それは自分の周りの人に相談しても答えやヒントを得られないからです。だから本に頼る。私がビジネス書を読む理由の1つはコレです。

例えば、仕事で悩むことはたくさんあると思います。その悩みを相談する相手は同期や先輩、上司になります。そんな時に、なーんか要領得ない回答しかない、もしくは相談相手も解決法が見つかっていない。そんな事ありませんか?そんな場合、みなさんはどうやって解決していますか?最終的に自分なりの答えを探しながら頑張る!みたいのもいいかもしれません。

私はこういう時にビジネス書でヒントを探す。そんな風に活用しています。自分の周りには悩みに対する解決法を持った人がいなくても、たくさんの本の中、というより世の中には似たような経験をして、しっかりと悩みを解決した人がいます。その解決方法をそのまま使う時もあれば、ヒントとして自分のケースに当てはめて応用するなどして悩み解決に使えます。

 

もう1つ、ビジネス書を読む理由は一流と呼ばれる方と比較して自分には何が足りないのか?そしてそれは今からでも能力として獲得できるのか?これを知ることです。簡単にいえば自分がファンのスポーツ選手やビジネスマンの著書を読んで、自分とどんな点で考え方が違うか知ることです。

有名なスポーツ選手が著者となったビジネス書を読んだことのある人は知っていると思いますが、世界レベルで活躍した経験があるスポーツ選手は面白いほど合理的で論理的な考え方をしています。スポーツ選手はスポーツの事しかしらなく、勉強なんかしないイメージがあるかもしれません。しかし目標達成までの思考回路は私達が仕事で問題解決する時と似ている部分は非常に多く、驚くほど論理的でわかりやすい。だからスポーツ選手が著者のビジネス書は読みやすくオススメです。

具体的な書籍でいえば為末大著の「諦める力」。こちらの本で書かれているハードル競技を選ぶまでの思考はキャリアパスに対する考え方のヒントになります。本とともに為末大氏のTwitter、@daijapanを読むのも面白いです。

もう1つは野村克也著の「野村の流儀」。野村氏はなぜ多くの日本を代表する野球選手を育て上げることができたのか?野村氏の言葉とその解説はマネジメントや部下の教育の考え方を学ぶことができます。

人の経験から色々な事を知るビジネス書。色々と役に立つのですが目的なしで読むのはあまりオススメできません。ビジネス書を読んだだけで充実感を味わってしまい、その後何もしないで終わってしまうからです。そういう人は飲みの場にて、ビジネス書で得た知識を喋るだけのイタい人になる傾向があるからです。エンジニアがリファレンス書籍を好むのは知識を得て、すぐに成果に変えられるから。一人ではうまく書けなかったコードがかけるようになるからです。ビジネス書も同じように目的達成のための参考書として使うと、お値段以上の結果をもたらしてくれます。

Comment(3)

コメント

non.ami

記事を推敲していますか?
「ビジネス書を読なまいエンジニアたち」では誰も「読まない」のでは?

手塚規雄

>non.amiさん
修正しました。ご指摘ありがとうございます。

まらりん

ビジネス書よりも、ITとは無関係な学術書・一般書を読みたい。

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