エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

【14】プロマネ、やりたいですか?

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こんにちは、手塚規雄です。

 プログラマーやシステムエンジニアはキャリアアップしてプロジェクトマネージャーになる。それが普通です。でも、みなさんは本当にプロジェクトマネージャーになりたいですか?

私はプロジェクトマネージャーになった事がありません。しかし小さな開発チームのチームリーダーならやった事があります。チームリーダーといえでも仕事の内容はプロジェクトマネージャーのミニサイズ版。職場での進捗管理に始まり、顧客との打ち合わせ、売上・利益の管理、仕様管理、品質管理、リスク管理、会社の上司へのプロジェクト報告、後輩の育成計画、今後の売上拡大計画、人員計画などなどお仕事はいっぱいあります。そしてその内容はエンジニアとしてやってきた仕事とはまるで違うものばかり。だからチームリーダーとして仕事をすることは大変でした。

 

さて、エンジニアは徐々にマネージャーへの道を歩み始めまずが、あらためて聞きます。

本当にやりたい仕事ですか?

私は最初、この手の仕事をやり始めたころは、新しい仕事をやる新鮮さ、キャリアアップのためと意気込んで携わりました。でも、能力的にも性格的にも管理系の仕事は私には合いませんでした。その結果、エンジニアとしての評価に比べてチームリーダーとしての評判が悪かったです。プレイヤーとしては良かったかもしれないけど、チームリーダーとしては二流、三流だったということです。私はフリーとなりプログラマーに戻りましたが、一般的にはどうでしょうか?

会社というのは売上・利益を拡大するのが目的です。会社としてはエンジニアを多く抱えるより、プロジェクトマネージャーを多くしたほうが売上・利益を拡大しやすい。これは日本における多くのシステム開発が人月換算で売上が決まるからです。多くの人が携わったほうが売上を拡大しやすい。だから、人員のレバレッジを最大限に活かせるプロジェクトマネージャーを育成しようとします。そのため、会社という組織の中ではプロジェクトマネージャーを量産するのが目的化しています。そのため社内でマネージャーにならずエンジニアのままでいることは辛くなっていきます。

・エンジニアのままでいると出世コースから外れる

・会社の中で立場を失い、疎まれる

・会社に居続けるのが難しい

このような展開が多くの会社で自然発生しています。私自身もサラリーマン時代はエンジニアとして成長するよりもプロジェクトマネージャーになることを至上目標としていました。しかしその目標を達成できない社員はどうすればいいのか?

 

エンジニアのままで生き残るには?

選択肢は3つありますが、どれもイバラの道。どれも普通とは違う生き方です。

1:開き直って社内で居残り続ける

2:エンジニアまま居続けられる会社に転職する

3:フリーとなり、組織の方針に縛られない仕事のやり方を選ぶ

1は会社の育成方針と異なる仕事の取り組みを選ぶため、リストラ対象になりやすい。2の場合は、そもそもそのような会社は割合として少ないし、その分スキルと大きく問われます。3は本コラムにて話していますが、決して楽な道とは言えません。

そんな中、先日エンジニアライフでこんなコラムが投稿されました。ひでみさんの「48歳のハローワーク」。その中にこんな一文がありました。

・プログラマを続けたい(←このハードルが一番高い)

やはり一番難点はそこか、としみじみ思ってしまいました。

 

私自身が実践しているのはエンジニアとしての能力と他の能力を組み合わせて仕事を作り出すことです。できるかどうかは別として話を続けます。よくある話の1つですが、3つの能力を組み合わせることで自分に合ったビジネスを創り出せると言われています。結局そのためには何かしら他の能力も身につける必要があります。プロジェクトマネージャーはマネジメント能力とエンジニアとしての能力。実はこの2つ、思っているより親和性があるので、会社でも推奨している要因になっていると思いました。

 

エンジニアして仕事をし続けていくには、運良く自分が働ける職場を見つけられるか、自分で仕事を創りだす、のどちらかしかありません。ただ、「運良く自分が働ける職場を見つけられる」人は世の中案外多いような気がします。自分の理想といえる職場は無いと思えるけど、思ったより存在しているのではないか?と最近は思えてきました。もちろん、その職場を探し続ける努力も大変な労力です。

どれもこれもイバラの道ですが、「自分にエンジニアとしての仕事しかない!」と思っている人はイバラの道でも進む価値はあると思います。

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