エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

【16】フリーは40歳が限界説について

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こんにちは、手塚規雄です。

コメントやSNSなど見かけるのがこの説。「フリーのエンジニアは40歳が限界」という説。

会社では一般的に40歳超になると自然に管理職になっているのが普通です。そのため、40歳を超えても、なお第一線のエンジニアとして働いている人は少ない。それはサラリーマンに限りません。フリーでもその傾向があるのは確かです。40歳超のエンジニアはまだまだ少ないのは事実です。そのせいか40歳を越えたエンジニアはエンジニアとしてどうなのか?と疑問を持たれてしまっています。

・スキル的に昔のものではないのか?

・体力的にエンジニアの仕事ができるのか?

・そもそも仕事のスピードは若者に追いつけるのか?

そのためフリーのエンジニアと契約する時にスキルとともに年齢を必ずチェックされてしまう。実際に面談中に年齢は聞かれませんが職務経歴書に年齢は書かれているのでチェックしているのは確かです。それで40歳を超えてしまう仕事を選ぶどころの話しではない、というのが40歳限界説の理由です。

 

しかし私はそう思いません。正直な話、こんな事をいう人は単に技術がない、もしくは単価の高望み。このどちらかでないでしょうか?40歳限界説を否定する要素はいくつかあります。

 

1:実際に40歳以上のフリーエンジニアは想像よりは存在している

ネット上では40歳超えているエンジニアなんていねーよ、という内容を見かけますが、現実にはけっこういます。中にはサラリーマンでいるままのほうが良かったかもね、という話をする方もいますが、それでも楽しそうに仕事していました。

じゃあなんで40歳超のエンジニアがいる職場といない職場がそんざいするのか?これは社風というか職場の雰囲気にあると思います。現場のエンジニアの年齢層が若ければ、若い人材が集まりやすいし、年齢層が高ければ高い人材が集まります。エンジニアを募集している側からすれば、自分たちと同じような人物に参画してもらい。だから無意識に年齢層も似通ってきます。私がサラリーマン時代にはほとんどが20代前半のチームだった時もあれば、ほとんどが30代のチームもありました。もちろんたまにでは有りますが、20代~40代のエンジニアがプロジェクトにいて、50代の部課長さんがプロジェクトを仕切る。そんな風に年齢層が調度良く分散しているものもありました。でもこれは割合として少なかったです。

 

2:わざわざ40歳超OKという注意書きをした案件が存在する

エンジニアの年齢も高齢化しているのか、若年層にフリーが少ないのかはちょっと不明です。ただ案件紹介時に40歳超OKというものが少しずつ増えてきました。発注側としても正社員でなく外注ならいいか、という感覚にみえます。贅沢が言えない状況からの妥協点もあいまってこういう案件が増えてきたのだと考えています。

今の時代、フリーも正社員もエンジニア不足です。職場ではいいエンジニアはいないか?案件紹介会社にはフリー志望のエンジニアはいないか?古巣の同僚にも中途採用やっているけどエンジニアはいないか?不足しているのはエンジニアに限らずどの業界も労働力不足なので、贅沢は言えないというのもある。

 

3:35歳限界説が衰退したのと同じ

プログラマー35歳限界説、転職するなら20代まで、といった仕事にまつわる都市伝説がいくつも存在していました。しかし時代の移り変わりから、転職は一般的なものとなりました。他には10代や20代前半の若者でも起業して成功する人もいます。昔では考えられない副業ですが、給料が少ない昨今では会社にはだまって副業している人も増え続けています。

仕事以外にも投資といえばお金持ちがやるイメージでしたが、いつのまにか誰もができる環境が整い、ごく普通の人が投資で稼ぐことができるようになりました。

こんな風に、フリー40歳限界説は本当だったかもしれません。でも、それは昔の話。これからはどんどん変わっていくかもしれません。今現在40代の方は大変かもしれませんが、今はまだ20代、30代の方は40歳になった時は違っているかもしれません。もしかしたら逆になっているかもしれませんが、傾向としては40歳限界説はいずれなくなっていくと私は思います。

 

私の考えはいささか楽観過ぎないか?と思うかも多いと思います。実際、私は楽観派です。まーなんとかなるだろー、という程度の考えで会社を辞めてしまうような人間ですから。私の考えを肯定するも否定するもみなさんの自由ですが、何か行動に移す前には必ず自分でもしっかり調べてから行動に移していきましょう。

Comment(3)

コメント

9_3_0

こんにちは。

私は来年50才を迎えますが、未だに深夜作業も、管理職としての業務も、PMとしてのマネージメントも、営業もやらされている、サラリーマン「老体」エンジニア?です。(爆笑)
40才を過ぎると体力が、とかよく聞きますが、ワリと動けますよ。(笑)

ばしくし

IT業界というか、Web業界なんて
業界の歴史自体がまだまだ浅いです。

Web界隈では、俗に言う76世代が最先端世代です。彼らはまだ30代のアラホーです。40代すら誕生してません。

76世代で長らくWeb関連のフリーエンジニアやってきた方であれば、50代・60代・70代…になっても仕事は尽きないでしょう。
団塊世代のCOBOLerと同じ論理です。

プログラミングを卒業してマネジメントへ…という考え方は旧来型のSIerの価値観なので
高齢エンジニアがマネジメントスキルしか要求されないというのは、SIerの文脈での話だと思います。

Web業界の場合は、アプリケーションエンジニア、または、オペレーションエンジニアがスキルの幅を広げ
フルスタックエンジニア・アーキテクト・エバンジェリストへというキャリアパスも一般化してきてます。

よって、開発もデザインもインフラも運用も全部できて、新技術を効率的に吸収する方法論を確立したフルスタックエンジニアとして
技術的に若手の手本となるような影響を与えられる存在となれば、その若手プロパーからの信頼も増し、年齢がいくつになっても仕事がなくなることはあり得ません。

チョコ

50歳のフリーのかたを知っていますが、本当になんでも出来て凄い人です。プロパーの50代は新しい事覚えずに全然仕事してません。まさしく老害ですよね。

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