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大学の使い倒し方

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

最近、近所に100円ショップが新しくできたので行ってみました。植物の種を見つけたので、熱こもりまくりなベランダで育てています。

ラインナップはベビーリーフと大葉とパクチーです。ベビーリーフが朝食のサラダに、大葉はお刺身か餃子に、パクチーはなんとなく。タイ料理やベトナム料理好きだけど、実はパクチーは苦手な人なのです。だけど、現地で食べたら美味しかったという声を聞いたので、自家製フレッシュパクチーを栽培して、食べてみたいと思います。

さて、Horusさんの『大卒の価値』を読みました。私も大学進学率から考えたら、1つの町から1人大学進学者が出たーすごいー!みたいな時代からしたら、価値は下がってきたし、価値が無いという考え方もそうやなぁと思います。

じゃあ大学に行くのは無駄なのかというと、また別の話かなと思います。いろんなレベルの大学があるし、学べる内容も違うし、行く目的も違うと思うので。目的を持って、大学に行くのは有りだと思うし、同じことができるなら大学にこだわらなくても良いというのが私の考えです。

そんなに安くない学費を払っているわけですし、コスパの良い学生生活を送るにはどうしたらよいか、大学の活かし方・使い倒し方を考えてみます。

図書館を使い倒せ

使い倒すポイントは2パターン。1つは置かれている本や雑誌、新聞やデジタルデータを使い倒すのと、もう1つは施設自体を使い倒すことです。

1つ目の蔵書について。単純に本がたくさんあるだけではありません。レアな本やお高い本があることも多いので、借りない手はないでしょう。注目してほしいのは、雑誌と新聞です。業界に特化したものや個人では入手困難なものもあります。

2つ目の施設について。自習スペースがたくさん用意されている施設が多いはずです。家でダラダラしちゃうんだったら、図書館で過ごしましょう。静かな空間ですし、他に勉強している人もいるはずなので、自然と机に向かう気になれるかもしれません。広い机の席があったら、そこで本を広げて作業するもよし。

あと、他の大学や施設にある書籍等を取り寄せてくれるサービスやデジタルデータを閲覧できる設備がある図書館もあるらしいので、そのあたりのサービスや設備を使い倒すのも有りです。

それと、近隣住民なら利用できるという大学図書館もあったりするので、卒業してからも近所に大学があるなら要チェックです。ちょっとした書類を準備すれば、利用者登録をしてもらえて貸し出しサービスを使えたりする図書館もあるみたいです。でも、このご時世なので利用できない場合もあるので、調べてみた方が良いです。

講義を使い倒せ

大学って自分が在籍する学部・学科・専攻の講義を、卒業に必要なだけ履修していきます。教職や学芸員等の資格で必要な講義も履修しますね。実は、他の学部や学科の講義も履修できるんです(履修制限がかかっている講義もあるので要確認)。複数の学部・学科のある大学なら、自分が在籍する学部・学科以外にも目を向けてみましょう。自分が受けている講義の、別のアプローチから考える講義があったり、自分が興味のある内容の講義が見つかるかも。

私が通っていた大学は学部・学科は少ない方でしたが、他学部でも受講できる講義はいくつもありました。たくさんは受けられなかったけど、いくつかは受講しました。他学部の学生の学び方を見ることができたり、学外研修に参加できて普段入れないような施設に入れたりして、履修していてよかったです。特に、他学部の内容が、進学先として迷ったことがある範囲だったので尚更でした。

また、資格試験と関連付けられた講義もオススメです。履修すれば資格が取れるわけではないけど、試験対策になったり、卒業要件の単位数にカウントしてもらえたり(例外もあるので要確認)、履修している学生が一定数試験を受験するなら団体受験にしてもらえたり、結構お得かも。このあたりは、履修要項等の資料をよく読んだり、説明会等の情報をキャッチするようにしたら良いです。使えるものは使っとかないと。

先生を使い倒せ

ちょっと表現があまり良くないのはご了承ください。だけど、ざっくり言うとそういうことです。小学校でも中学校でも高校でも一緒ですが、先生は物事を教えるためにいるので、どんどん教えてもらいに行こう!ということです。

講義終わりに聞きに行っても良いし、連絡先がわかるならアポ取って研究室に聞きに行っても良いし。先生によって異なるので、とりあえず聞いてみましょう。結構、学生が質問に来るのを待っていてくださっている先生は多い印象があります。

私の場合は2回生(2年生)ぐらいからいろいろ質問しに行ったりしてました。連絡先をオープンにしている先生がいたり、オフィスアワーといって研究室に在室している時間が公開されていたりしたので、自分でアポ取って訪ねたり、先生個人の研究室だけでなく学部・学科の共同研究室に顔出したりも。私は高校では文系選択だったけど、文理混合みたいな学科に在籍していたため、専門科目は理系科目の知識が不足しているせいでわからないことだらけだったから、聞きまくってました。データ分析の課題とかはよく相談しに行って、助けていただいたものです。

それと、講義の時もそうでない時も先生と関わりを持つようにしておくと良いと思います。社会人になる前に、いわゆる働いている人たちとのやり取りの仕方とか話し方、付き合いの仕方とかに慣れることもできますし、先生方の研究活動で行っていることに関わるチャンスを得られたり(学会とか学外の研究グループの活動とか)、就職の情報をもらえることもありますし。

就職の話は実体験ですね。ゼミの指導教員だった先生には感謝してます。就職活動は迷走しまくりだったけど、私が所属していたゼミの指導教員の先生にはいろいろと気にかけていただいたし、先生がお付き合いある業種の情報をいただいたりもしました。

先輩を使い倒せ

自分の学部・学科の先輩でも部活動・サークルの先輩でもそれ以外の先輩でも、先輩から色々情報をもらいましょう。遊びの情報だけでなく、大学生活のノウハウやTips、講義やゼミの情報、学内のアルバイトの情報等、1年以上先に通っている人からの情報は貴重です。

具体的には、単位の取りやすい講義の情報、ゼミの指導教員の卒論の進め方、便利な施設の使い方や学内に存在するアルバイト等。難しい講義に挑戦することも大事ですが、時には効率良く卒業要件を満たせる単位数を稼ぐというのも大事な処世術の一つだと思います。

また、忘れてはいけないのは、就職や進路の情報です。ネットで調べられる情報は誰でもアクセスできるので、ネットに上がっていないような口コミ的な情報は直接人からゲットしないとね。コネとまでは言いませんが、OBOG訪問のチャンスだったり大学院進学のためのパイプだったりが転がっているかも。

もし先輩から情報を得たことで良かったなと思ったら、ぜひ次は情報を提供する側に回りましょう。

大学の職員を使い倒せ

どこの大学にも事務職員さんはいらっしゃると思います。何かの手続きの時とかしか関わりが無いことがほとんどだと思います。当たり障りのない対応をされてしまって苦手だと感じてしまう人もいるかもしれません。もちろんそんな人ばかりではないです、学生思いな職員さんもいっぱいいらっしゃるはず。

大学のことを運営されている職員だからこそ知っていることや、気にかけてもらっていると良いこともありますよ。特に就職関連の職員さんと資格関連の職員さん。

学部・学科ごとに担当職員を付けている大学もあるぐらいなので、就職関連の職員さんと顔見知りになっておくと良いかも。大学にも企業側から求人情報が届いたりするのでその情報を教えてもらえたり、履歴書・エントリーシートの添削をしていただけたりします。第三者の視点って大事です。

資格関連も然り。実習がある資格とか練習が必要な資格(模擬授業とか)とかで、必要な関係者とのパイプを繋ぎやすくなったり、他にもいろいろあります。

大学の使い倒し方

自分一人ですべてをこなすことができる人もいますし、それは素晴らしいことです。だけど、せっかく大学に通っているんだから、使えるもの・人は全部使ってしまわないと損というのも一つの考え方です。

高校までの勉強は受け身でも何とかなったかもしれません。だけど、大学からは受け身では、その良さが受け取れないので、自分から取りに行くべきだと私は思います。

ある程度のお金をかけているんだから、使えるものは使い切って、「私は大学行ってよかったし、行った価値があると言えるし、今その分の成果を産み出せているよ」と言えたらいいんではないでしょうか。

私自身は大学に進学したおかげで、今の仕事に繋がっているし、それでご飯食べていけているから、行った価値があると思っています。

Comment(1)

コメント

侘助

大学に対して思っていたことが、だいたい書かれていました。

当時大学生の頃は無知だったので、今社会人の経験を得てから考えるとだいぶ使い方がもったいなかったな~と思います。

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