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なんで会社員辞めないの? -コラムニスト裏トーク

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

ちょいとお久しぶりです。業務でバタバタしておりました。3月末に忙しくしていると、「年度末だもんねぇ」と言われるのですが、あまり年度末だから何ということではないので、「うーん、そういうわけでもないねんけどなー」と思ったりします。

世間には、年度末だからやらないといけない仕事がある人たちもいらっしゃると思うので、たぶんそういう仕事のことなんでしょうねー。

さて、いろいろご縁がありまして、勝ち逃げ先生さんとお話しする機会がありました。

そこでお話しした内容について、私の視点での執筆したコラムが読みたいというオーダーがあったので、いつものことながらふわっと書いてみることにします。(なんか違うこと書いていたら、ご指摘くださいね、勝ち逃げ先生さん。)

なぜ会社員を辞めないか(勝ち逃げ先生さんの場合)

何年か前に、エンジニアやプログラミングに関わっている人たちで作るイベントの立ち上げに参加させていただいたことがあります。そこでお知り合いになったエンジニアのみなさんの多くが、フリーランス的な働き方(企業に属していない)をされていました。また、別なエンジニアの勉強会に参加してみた時も、フリーランス的な働き方をされている方が多かったのです。もちろん、どっちが良い悪いという話ではないです。

そんなこともあって、それなりに年数を経験したり、アグレッシブに取り組まれている方は、フリーランス的な働き方を選ぶ傾向にあるのかなぁと漠然と思っていました。が、勝ち逃げ先生さんは、副業(一般的な副業です)をされているけど、会社員をされています。それがちょっと不思議だったので、「なんで会社員を辞めないんですか?」と尋ねてみました。

回答はこうでした。「今、関わっている案件の規模は大きくて(顧客の規模等)、フリーになるとそのような規模の仕事ができないから。」(原文ママではありません)とのことでした。

とても腑に落ちるご回答でした。

確かに、フリーランスになると個人の名前で仕事をすることになります。自分というブランドで大きな仕事を取れるかと言うと、必ずしもそうではないというのは想像できます。もちろん個人の名前で大きな仕事をしている人もいますが、そうなれるまでには時間がかかったりするのかなぁと思います。

そう考えると、「自分がどうしたいのか」「自分がどんなことをしたいのか」ということは、働き方や会社選びの視点の1つとして改めて大切だと感じます。

なぜ会社員を辞めないか(Kyonの場合)

人に聞いてみたので、なぜ会社員を辞めないのかについて、私も答えてみます。

私の場合は「今いる会社でやってみたい仕事がまだあるから。」です。

幸運なことに手掛けている仕事の種類も多い会社なので、システム開発だけに留まらずやってみたい仕事があります。勝ち逃げ先生さんのお話にもあったように、社内で動いている仕事はやはり個人で進めるのは難しいor現実的ではないと感じています。

それに、1年前にある案件から離脱して(前向きな離脱です)、ポジションもレベルアップできたので、もうちょっとここでステップアップしたい気持ちがあって、今のところ辞める気は無いです。

新卒で入った会社に今もいるなんて、今のご時世ではレアキャラになってしまいました。自分で選択した結果、同じ会社に居続けるような、こういうキャリアモデルがいてもいいんじゃないかと思い始めている今日この頃です。

転職する時はいくらもらったら我慢できるかを考える

「なぜ会社員を辞めないか」の話から派生してきた話です。勝ち逃げ先生さんは転職経験者で、転職する時に考えているポイントについてのお話になりました。

勝ち逃げ先生さんのお話では、転職する時はいくら(金額)もらったら我慢できるかを考えて、想定年収から引いて(マイナス)考えるとのこと(原文ママではありません)。

自分が希望する条件と完璧に一致する転職先があれば最高ですけど、なかなかそれは難しいですよね。

ちょっとどうかなと思う条件に対して、いくら(金額)がもらえたら我慢できる(まぁいいかなと妥協できる)かを考えるという視点は、今後転職活動をする時に参考にしようと思いました。

スコアを付ける

私の場合は、転職経験が無いので、就職活動時の企業を選ぶ時にどうしていたかを書いておきます。

就職するにあたって、条件というものがたくさんあると思います。たとえば、完全週休2日制とか、月収・年収がいくらとか、勤務地とか、どんな福利厚生があるとか。

そういう条件に、譲れない順番とスコアを付けていきます。絶対譲れないのが、完全週休2日制だったとしたら、それを譲れない順位1位として、それにMAX5点を付けておく。2位は、勤務地がどこで、スコアは4.5点とか。この順番とスコアは用意しておいて、時々更新します。選考を受けたり企業分析したりしていく中で変わることもあると思うので。

迷うという場面に直面したら、それぞれの就職先に対して、譲れない順位上位からチェックしていくつ当てはまっているか、スコアを足してたら合計でいくらになるかを計算します。たくさん条件が当てはまっている方か、スコア合計が高い方を選ぶ、みたいな感じです。

勝ち逃げ先生さんは我慢できる金額という視点でしたが、数字に落とし込むという点では方向性が似ていて、共感しました。

異なる立場の人とお話しをしてみる

私みたいに同じ組織に5年以上いると、良くも悪くもその組織の考え方や思考パターンに染まりやすくなります。自分で選択して、そういう環境にいるので、なるべく異なる環境や立場の人と話すようにしています。

今回の勝ち逃げ先生さんとお話ししたことで、今回のコラムに書いたことはほんの一部です。のんびり雑談という感じでしたが、私には気付きや発見がありました。勝ち逃げ先生さんにも何か発見とかあれば良いなと思います。

まだまだ対面で会うことは難しい日々が続きます。せっかくなのでオンラインで誰かと話してみてはいかがでしょうか。何か気付きや発見があるかも。

ちなみに、勝ち逃げ先生さんとは違いまして、私の方はお話ししてみたい人の募集はしておりません。知り合い(エンジニアライフのコラムニストさん・編集さん)で「元気してるか?」と聞きたいぐらいはWelcomeです。

Comment(2)

コメント

勝ち逃げ先生

ぼくとの対談をコラムにして頂きありがとうございます。月1人の対談ペースが大きく乱れ、ここまで15人近くの方と対談しましたが、kyonさん以外誰一人としてぼくにフィードバックをしてくれないので、とてもありがたいコラムでした。


もちろんぼくとしても発見の多い対談でしたよ。例えば、副業でやってるITコンサルの方が単価高くて儲かってるのになぜサラリーマンを辞めないのですか?って、kyonさんに言われて気がついたのですが、身近にはそんな疑問すらぼくに投げかけてくれる人がいないわけです。他にも、若い世代の方がどういうことに興味を持っていて、どういうことに悩んでいるのか、リアルな声を聞くことが出来たぼくの方こそ実り多い対談でしたよ。せっかく色んな方と対談してきたので、その内容を抜粋してコラムでも書こうかなって思ってます。また会話しましょう。

名無し

それぞれは人の価値観でしょうか。ある音響機器のエンジニアがなぜか今そこにはいなくて西宮にあった古参の真空管アンプを設計製造メンテナンスする業者で大阪のLUXMANと双璧の由緒ある会社でした。先代がH23年に死んでから別の人が事業を継承その際に彼は、某SPをレストアしては売りさばく廃れ気味のオーディオ界では隙間産業といわれている会社にアンプの修理をしている技術者として働いています。(ということです) 彼の働く工房は横浜にあり某米国製のプロ用SPを再生して売っている会社のアンプ修理部に所属しています。 古いアンプの修理を主に行っているらしいです。 西宮の本社はもうなく、先代はそこで高品質な真空管アンプを手つくりしていました。LUXMANとよく引き合いに出されますがそのアンプは至宝のようなアンプで今もその先代が作ったアンプをお持ちのオーディオファイルはたくさんいます。SPだけでは限界が見えたのかヴィンテージアンプの修理販売を手掛けることでSPも売ろうという戦略に切り替えたのと、腕のいい職人を抱えることで事業拡大をねらったのではないでしょうか。またLayoffされたのかその技術者はそこでアンプの修理を行って食っています。 金はどうなんでしょうかね。西宮市の工房の時はどのくらいもらってたのかは定かではありませんが、勝ち逃げ先生が言われる金で妥協することにしたとしたら、西宮工房時代が100円だったら新横浜の事業所に来てくれと言われるならじゃあ150円くれですよね。これが先生の結論ですね。

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