未経験なのに、書類上は「開発経験3年」の常駐SE
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
未経験なのに、書類上は「開発経験3年」
『開発現場が変わるハッピー・コミュニケーション術』を執筆する高田善教氏は「常駐システムエンジニア」である。高田氏は今回、常駐エンジニアの苦難を、自身の経験を交えて語っている。
高田氏がIT業界に転職して最初に戸惑ったのが「常駐」というスタイルだったという。未経験のまま、研修も受けずに客先に連れて行かれ、即日、現場常駐スタートとなってしまった。経歴書にはなぜか「開発経験3年」と書かれていたのだった。
客先常駐は「孤独」であると高田氏は語る。「派遣で送り込んだから、あとはエンジニア任せ」とならないよう、企業は注意していただきたい。
脱「都合のいいひと」
逆転仕事術氏による実践ワークライフバランスコラム『ワーク×ライフ・エンジニアリング』。勝間和代さんに学ぶシリーズ第4弾は、「上手にわがままになる」方法。
ビジネスの現場における「いいひと」とは、往々にして「都合のいいひと」になりがちである。雑務を頼まれたら断れないのは、単に「都合のいいひと」でしかない。
「いい人になりすぎず、自分も相手も大事にする」ために、ときにはお願いを断ることが重要なのだ。
ITの政治的活用に対し、技術者や業界が考えるべきこと
グローバルナレッジネットワークの横山哲也氏による『Go, Go, Go, in Peace』。今回は、「銀の弾丸」が存在しないソフトウェア開発の世界で、技術者が考えるべきことについての提言だ。
ソフトウェアの生産性や信頼性を劇的に向上させるような、都合の良い方法は存在しない。ITは完全ではないのだ。にもかかわらず、「ITは100%信頼できるもの」という前提で進められる危険なプロジェクトが歴史上、存在する。横山氏はレーガン大統領時代のアメリカにおける戦略防衛構想(SDI)や、近年の日本における住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)などを例に挙げている。
IT技術者個々人や、IT業界全体が、テクノロジをどのように扱っていくべきかという社会的/政治的な取り組みを積極的に行っていく必要がある、と横山氏は主張する。
@IT自分戦略研究所 エンジニア ライフでは、コラムを執筆するコラムニストを随時募集している。資格は「ITエンジニア(またはそれに関係する職種)」であること。「元ITエンジニア」でも構わない。我こそはと思う方は、コラムニスト募集ページから。
【過去の「おすすめエンジニアライフ」】
・「モノはいいよう」で採用面接を乗り切る
・プログラミングの理想形=いきなり書く
・「理系らしさ」は本当に存在するの?
・イチローだって人のマネから始まった
・新人エンジニアに贈る8カ条
・新人のKY発言がうらやましい
・経験だけで判断する「思考停止エンジニア」
・元エンジニアの老婆から、エンジニアのあなたへ
★2009年3月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年2月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年1月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2008年12月の「おすすめエンジニアライフ」
★2008年11月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2008年10月の「おすすめエンジニアライフ」
★2008年9月の「おすすめエンジニアライフ」