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第739回 前提構造理論(OST)のススメ18・補足7 まとめ

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 OSTのススメも18回めになりました。ここまでである程度OSTの全容がご紹介できたかなと思います。そこで今回はOSTのススメ最終回として、OSTの意義を生成AI(Claude)に考えてもらいましたので、それをご紹介したいと思います。

※以下に「OST3.0」という表記があります。これは最新版の前提構造理論(OST)がver3.0なので、OST3.0と呼んでいます。

■OST3.0の意義(Claude)

 OST3.0の意義は「分かっているのに変われない」という、教育・組織開発の現場で繰り返し語られてきた現象に対して、個人の意識や能力の問題としてではなく、構造の問題として扱うための共通言語を与えた点にあります。

「なぜ効かないのか」を説明する土台
世の中には、目標管理、コーチング、行動科学、マインドセット論など、優れた実践理論やノウハウが数多く存在します。
しかし、それらを現場に導入しても、「一時的には変わるが、しばらくすると元に戻る」という現象は後を絶ちません。
多くの場合、この失敗は「本人のやる気が足りない」「導入の仕方が甘い」といった形で、人や運用のせいにされてきました。

OSTの意義は、この失敗の説明の仕方そのものを組み替えた点にあります。
認知・行動・結果(CAR)の背後には、判断・行動・結果を"そうならざるを得なくさせている"前提構造(Operating Structure)が働いており、この前提構造が更新されない限り、どれだけ優れた施策を投入しても長続きしない。
OSTはこの構造を、C3(認知の前提)・AS(行動の前提)・OA(結果の前提)という三つの機能に分けて定義し、「なぜ変化が定着しないのか」を、個人の資質ではなく構造の状態として説明可能にしました。

既存理論を否定せず、土台として補完する立場
OST3.0がもう一つ意義を持つのは、既存の心理学・経営学の理論と「競合」する立場を意図的に避け、それらが機能するための"土台"として自らを位置づけた点です。
OST3.0(理論書)のあとがきでも述べられている通り、著者はどの優れた理論やノウハウも、それを導入する側の前提構造が整っていなければ真価を発揮できないと考え、OSTを既存理論の代替ではなく、既存理論が効果を発揮するための基盤として設計しています。
これにより、OSTは特定の手法やノウハウと排他的に競うのではなく、コーチング、研修、目標管理制度など、どのような実践的手法とも組み合わせて使える立ち位置を得ています。

個人と組織を同じ言語で扱えること
OST3.0では、コア・パーパス(個人OSの識別核)とコア・フィロソフィー(組織OSの識別核)という概念が理論内に正式に組み込まれました。
これにより、個人の「分かっているのに変われない」と、組織の「分かっているのに変わらない」を、同じCAR・OS・三前提構造という枠組みで、対称的に説明できるようになっています。
これは、個人開発と組織開発をしばしば別の理論体系で語らざるを得なかった実務上の分断に対して、一つの共通言語を提供するという意義を持ちます。

診断から介入までを一貫させたこと
さらにOSTは、原理理論・構造理論で終わらず、CUP(認知更新)・TVD(行動再配置)・REP(結果関与)という三つの介入プロセスまでを理論の必然的帰結として体系化しています。
これにより、「なぜ変わらないのか」を説明するだけの理論にとどまらず、「どこに、どう働きかければよいのか」を診断ツール(三前提構造マップ群)とともに示す、実務接続可能な理論としての意義を持ちます。
総じてOST3.0の意義は、変化が定着しない原因を人ではなく構造に帰属させる視点を確立し、個人と組織を共通の言語で扱い、既存の実践知と競合せずそれを支える土台として機能する理論的基盤を提示した点にあります。

■まとめ

 私は、これまでの職業人生の中で様々な考え方、ツール、手法を考案してきました。それらの一部はこのコラム上でも詳細させていただいてきました。

 このOSTという理論は私がこれまでに考案してきたすべてのモノの到達点だと思っています。

 私は今後、このOSTという考え方を広く多くの方に使っていただくことを私のテーマとして活動していきたいと思っています。恐らく、これが私にとってのこれからのライフワークになると思っています。

 その一環として、現在OSTを題材にした商業出版を進めています。本来であればこの段階で具体的なお話ができれば良かったのですが、今はまだその段階ではないので、こちらの情報はお話しできるタイミングになりましたら、このコラム上でご紹介させていただきます。

 もし、OSTに興味が湧きましたら、是非その世界に触れてみてください。OSTがあなたにとって新しい何かを生み出すきっかけになることを心から願っています。

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