運動なんてしなくても
この業界で働いている人にとっては運動不足というものは常につきまとってくる難題だと思います。もちろん、わたしも社会人になってからというもの、まったくといっていい程、体を動かしたりはしていません。その割に体をおかしくすることもなく、この歳まで過ごせてきていますが……。その点で「お前はおかしい」「変に丈夫なヤツめ」と言われていたりします。
友人連中に聞いてみても「お前は栄養失調で入院する!」というイメージで見られているようです。まぁ食生活については、誉められたものではないスタイルを続けていたこともあるので、あまり反論できないのが悔しいところで。色々あったおかげでインスタント系(特にカップ麺)は、体がほとんど受け付けなくなったんですよねぇ。その理由は飽きるまで食べ過ぎたからです、ええ。
実家に戻った時期には「炊いた米はその日のうちに食え」というハウスルールがあったため、一時期だいぶ脂肪をため込んでいた時期もありました。その日のうちに、と言っても米を炊くのは夜になってからだというのが何ともなところです。一度に何合炊くのかは秘密です。
結婚してからはそのあたりもまともになったので、今の体調を維持できているのかも知れませんが、独身時代の生活を続けていればどこかで調子をおかしくしたであろうことは、容易に想像できたところです。
このような生活を行っていた人間にとっては、「運動とは体に悪いもの」と開き直って構わないと思うのです。
アルコールやタバコも似たようなものと思えるのですが、あれだけ「健康を害する」と言われ続けていても寿命にそれほどの差が表れることはありません。長生きする人は長生きします。まぁ病気になる確率の問題ということですので、体に悪いことをやり、なおかつ長生きされた方というのはかなりの「豪運」の持ち主なのかも知れませんが。
通勤で自宅~勤務先の往復(合わせて1時間半~2時間程度、そのうち歩く時間は1時間弱)を歩いていることぐらいが今のわたしにとって運動のほぼすべてです。プラスアルファとしてもWii Fitぐらいしかありません。その程度の運動量でも、今のところは大きな問題もなく過ごせています。逆にWii Fitで筋肉痛に襲われました。
何というか、ここまでくると「病は気から」という言葉を信じていてもいいんじゃないか、と思えます。もちろん開き直りです。
真面目な話をしますと、運動というのは肉体的にも大事でしょうが、わたしはそれよりも精神的にも良いところが大事だなぁ、と思います。ずっと座り続けて画面とにらめっこな時間ばかり過ごしていると、それはもうものすごく精神衛生上よろしくないのは皆さん分かっていると思うのです。その部分のためだけでも、何かしら体を動かすことは必要だと思います。「運動」とまでいかなくとも、そのあたりをぶらっと散歩してみるとか、フロア内を何周かしてみるとか、ちょっと若ぶって階段を使ってみるとか。それだけでもだいぶ楽になりますね(体は悲鳴をあげることもあるでしょうけど)。
恐らく大多数の方たちも似たような生活を送られていると思われます。日々の仕事などに追われて運動するほど余裕がない! という気持ちではないでしょうか。わたしはそのクチです。むしろ余裕があっても運動しないという徹底ぶりです。そのような同志の方は、ぜひとも「勤務時間中に」うろつく頻度を増やしてみてください。地味にそれだけのことでも、けっこう変わると思いますよ。まぁ職場の雰囲気がそれを許さないところもあるとは思いますが……。
そのような場所に勤められている方は、休み時間に10分~15分程度散歩してみるのもいいと思います。気持ちがすっきりすると、不思議なことに体も健康になっていく感じが味わえると思います。
恐らくは「気持ちが健康であれば運動しなくともなんとかなる」。
わたしはそう信じて生きていこうと思っています。信じる者は救われるのです、きっと……。
わたしの体は体脂肪率「だけ」ならアスリートまであと一歩、というところなんですけどねぇ。独身時代に比べると15kg程落としたこともあって、今でも体はだいぶ軽いです。ただ、ついでに筋肉までも落ちてしまっているのが悩みどころですね。そこは取り戻したい。
時間があれば「それは鍛えてるからだー!」と言っても差し支えのない体にはしたいと思い続けています。
……それは目標遠すぎだろ自分。