東大合格者数なんか気にせず自分の価値観で行動しよう!
超速報 東大合格者ランキング
毎年この時期になると、「東大合格者ランキング」が週刊誌の特集として組まれます。どの高校から東大に何人合格したかが載っています。東大は他の大学とは別格として扱われています。最近は東大生に挑戦するクイズ番組もありますよね。東大の合格者数が、一流高校を評価する基準になっています。
でも東大合格者数が多ければ多いほどいい高校なのかというわけではないですよね。そもそもいい高校って何なのか。人それぞれです。先生の質が高い高校がいいと思う人もいれば、部活の成績がいい高校がいいと思う人もいれば、セーラー服が可愛い高校がいいと思う人もいます。ちなみに私の母校の高校は、富士山と海が見えて景色がいいこと(だけ?)が良い高校でした。
とにかく良い高校の基準なんて人それぞれです。数値化することなんてできません。でも手っ取り早く数値化できて、とりあえず説得力がある基準が、偏差値や東大合格者数なのです。そしてそれが全てのように書かれた週刊誌をついつい買ってしまうのです。
基準がないと不安になってしまう
高校の良し悪しを決めるのに東大合格者数を気にしてしまうように、人は、特に日本人は、誰かが決めてくれた指標や基準をもとにして考えないと不安になるものです。自分だけの価値観に自信が持てないからです。資格試験を取っておこうと思うのも、公的な基準に基づいたお墨付きが欲しいからでしょう。
けれども他人が決めた基準というものは心から納得できるものではありません。ですから都合が悪くなると無視します。
よくあるのが検査工程の厳しすぎる品質基準です。あまりにも厳しすぎて現実的ではない。とてもやってられないよ、と思いながら検査をすると検査結果の捏造などの問題が起こります。作業者が基準に納得していないと問題が起こってしまうのです。基準がないと不安だけど、都合が悪くなると無視する、そんな人が多いのです(私もですが)。
自分の価値観と基準で行動せよ
本当は、他人が決めた基準でものごとを決めるのではなく、自分の価値観でものごとを決めて行動するべきです。検査工程だったら、作業者の品質に対する価値観を高めて品質基準に納得できるように教育(洗脳)してから作業を行えば検査結果の捏造は無くなります(たぶん)。
高校を選ぶときも、東大合格者数で決めるのではなく、自分の価値観で決めるべきです。「東大合格者数が多い高校よりも、富士山と海が見える高校に行きたい」でいいと思います。
何をするときでも、他人やマスコミが決めつけた基準に何も考えずに従うのではなく、自分の価値観と基準をしっかりと持って行動したいものですね。
ほぼ自分に対して書いているあべっかんでした。