いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

次世代ソフトを提案する。 ―JustSystems編―

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■懲りずに提案は続く

 次世代ソフトを提案する。 ―Microsoft編―で提案したソフトは、現実離れしていた。はっきり言って、使いこなせる人が限られる。そこで今回は、使う対象を絞って考えてみた。そして、我らが日本のソフトウェアメーカー、JustSystemsにスポットを当ててみた。

 JustSystemsのソフトは優秀だ。そのノウハウを活かし、こういうソフトを作れないだろうか。と思い、提案をしてみる。

■ワープロから機能特化! 議事録収集ソフト「言ったろう。」

 JustSystemsと言えば一太郎。日本語を使うのであればWordより使いやすい。隠れた逸品ソフトだ。しかし、Wordに市場を牛耳られて以来、なかなか表だって使われることが少ない。

 ならば、その技術を特化して、別のソフトにしてみてはどうだろうか。そういう発想で提案するソフトが「言ったろう。」です。

 まず、このソフトの特徴は、音声から文章を起こす部分に特化し、一太郎に録音機能を付け、音声再生と打ち込んだ文章を連携させるソフトです。音声にマーカーを付け、打ち込んだ文章のどこが再生されているか分かるように表示したり、対応する注釈を強調表示したりします。音声とテキストの連携で、議事録だけではなく、音声を使ったプレゼンテーションにも利用できます。

■幾多もの名前を使い分ける変換ソフト「Enok(イーノック)」

 「日本語変換だけで大丈夫か?」

 「DB連携もたのむ」

 という発想で提案させていただくソフト、それが「Enok(イーノック)」だ。

 日本語変換と言えば、入力して変換する。それだけのものという思い込みがある。文字を入力したら、その後に続く言葉をDBから検索し、候補を表示する。こうする事により、誤字だけでなく、誤入力も避けることができる。というコンセプトだ。

 クリップボードのデータを管理するソフト、クリップNote」とAtokを機能連携させたイメージだ。文字変換の捜査中にショートカット・キーの操作を行うと、DBから関連する用語をリストアップして、クリップボードに取り込んで、テキストに貼り付ける。そんな感じの動きです。

 正しく変換するだけでなく、早く、正確にテキストを打ち込むためのソフト、それが「Enok(イーノック)」です。プログラミングなんかにも便利そうです。使いこなせば、神々の域に達する……かもしれないソフトです。

■DBとグラフィックソフトが衝撃の融合! 「桐子(キリコ)」

 JustSystemsには「花子」というグラフィックソフトがある。この花子に、同じく国産ソフト、「桐」のDB機能を統合したソフト、それが「桐子(キリコ)」だ。

本当なら、図を中心とした書面はPowerPointではなく、花子のようなグラフィックソフトで行うのが本来のところだ。しかも、この花子、機能的には非常にビジネス向けでよくできている。

 ただし、ただグラフィックを書くだけでは、アドバンスな用途ではいまひとつ足りない。そこで、DBソフト「桐」の機能を取り込んで、データとグラフィックをフレキシブルに連携してはどうだろうか。イメージとしては、Microsoft Visioに近いかもしれません。特定のグラフィックにデータを持たせて、表に出力できるようにするとか。

 ただ、DBと連携するとなると、どうしても操作や概念が複雑になる傾向がある。そんなことで、機能を限定た安易版「貞子(さだこ)」も用意したいところだ。

■そんなことで。

 国産のソフトで優秀なものは多いと思う。しかし、なかなか使われていないのが現状です。これだけ優秀なソフトを創り出せるのに、利用されないのは残念です。そして、マイクロソフトのオフィスを意識しすぎている気がします。

 もっと、独自な進化をしてもいいのではないだろうか。そこからマイクロソフトのOfficeと用途で棲み分けができ、発展できるのではないだろうか。そういう可能性は感じます。

 がんばれ、日本! 本気を出して、既存の外国製品を巻き返してほしいところだ。

次世代ソフトを提案するシリーズ

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