第198回良い業者に逃げられるお客様とそういうお客様を見分けるコツ
開発業務はお客様と業者の良い関係ができないと、デスマーチになりがちです。
自分自身が良い業者にならないと、自分がトラブルメーカーになってしまい、生き残れないので、そこは自分で何とかしなければいけません。
今日は、「良い業者に逃げられるお客様とそういうお客様を見分けるコツ」を書こうと思います。
そもそもお客様が勘違いしているのは「お金を払えば神様で、完全上位下達」、「お金を積めば良い業者と契約できる」と思いこんでいるお客様がいるところです。
この文章をお客様側がもしみられていたら、ちょっと考えてほしいです。
良い業者はお客様が並ぶので、良いお客様でなければお断りします。弊社の場合はお金を積まれても断ります。理由は良くないお客様と契約すると、そのタスクに時間を取られ大事な他のお客様に影響が出るからです。
同じように感じている業者は多いはずです。
良い業者はよくないお客様にはかかわらないようにします。
良いお客様とは、私の定義ではリスペクトできるお客様であり、
良いプロジェクトは相互リスペクトできる関係で成功するプロジェクトです。
さて、今日は良い客様を見分ける自分なりのコツを書きます。
皆さんはいかがでしょうか。
・ディスカウントを要求するお客様
(当社の場合はそもそも安いので契約時にこの言葉が出た時点で提案終了します)
(投資対効果を合わせる価格とサービス内容をセットで調整するのはもちろんありです)
・翌月末現金払いでないお客様
(支払いが人質に取られる可能性があります)
・見返りを要求されるお客様
(昔、超大手の役員さんに風俗接待をご要望されたことがありますw)
・業者に対して不公正に厳しいお客様
(特に独立していると思うのですが、逆に公正に厳しいほうが業者の意識が持続しやすいので、そういうお客様は大切にしたいです)
・無料の作業をぶっこんでくるお客様
(お互いにくせになり、投資対効果が崩れ、共倒れになることがあります)
・「ちゃちゃっとできるでしょ?」と言うお客様
(そもそもその作業を軽視しているので、お付き合いしているとよいことはありません)
ここまで良いお客様の見分け方を書きましたが、お客様を選ぶにはまず自分自身が選ばれなければいけません。良いプロジェクトは相互リスペクトが前提なのです。
また、良いお客様に自分を見つけていただかなければいけません。
そのためには腕を磨くことと、サービスを継続できる強い意志、そして執筆、メディア露出、業界団体への貢献など、自身のビジネスが目立つような活動が有効です。
これらをすべて実現できると、良いビジネスを行いやすくなるはずです。
最後は自分への戒めとして書きましたが。
参考になるところがあれば幸いです。
コメント
J
翌月末現金払いでないお客様と業者に対して公正に厳しいお客様はいいお客様の例で、残りは悪いお客様の例で合ってますよね?
xxなお客様が良い・悪いまで書いてもらえると分かりやすいです。
吉政忠志
Jさん、ご指摘ありがとうございます!その通りです。修正しました。