電話口では美しさを、心の中には妄想を
2009年8月28日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。彼女とは、お互いにお菓子を投げ合う仲です。
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わたしの仕事は、基本的に単純作業の繰り返しである。それなのに日々が退屈にならないのは、いろいろなところに楽しみを見つけることができるからだろうか。
例えば電話。わたしは、昔から電話が苦手である。代表電話に日々かかってくる、問い合わせやクレーム、営業電話。毎日、社名と名前を変えてかけてくる人もいる。そんな電話対応に、わたしは四苦八苦。カミカミになりながらも頑張って対応する。大変だけど、それも終わってみれば話のタネ。「今日はあの人、○○って名前だったね!」と盛り上がることもしばしばだ。
お客様のメールアドレスも、わたしの興味を大いに引きつけるものの1つである。弊社のアドレスは、「knagamori@」のように、「@」の前は名前の頭文字名字というように、たいていがシンプルなものだ。しかし、ときどき会社の公式アドレスとは思えないような、とってもファンキーなアドレスがある。前に見かけたのは、あだ名を入れたようなアドレスだ。わたしでいえば、「morimori@」というようなものだろうか。そういうメールアドレスに出会ったとき、電話口でアドレスを伝えるときのことをイメージする。「m、o、r、i、m、o、r、i 、モリモリですね」などと紹介するのであろう。きっと。そんなことを考えて、1人心の中でニヤニヤするのだ。
普段会社でするやり取りは、形式ばっている。しかし、どんな時でも相手は人間なのだ。機械を相手にしているわけではない。電話でも、メールでも、相手は人間。ときにはちょっと笑えるミスもある(もちろん自分もだが……)。面白いやりとりもあるし、阿吽(あうん)の呼吸を感じるときもある。そんな人間味を見つけたとき、わたしはとても仕事が楽しくなる。
~蛇足~
もちろん、仕事の合間のお菓子も、わたしを楽しませるものの1つだ。どのコミュニティに属していても、いつも「何か食べている」「食べたそうにしている」といわれてしまうわたし。おかげで皆食べものをくれる。そういうアイデンティティを(もちろん故意にではなく)確立するのも楽しい仕事ライフを送る秘訣かな?