@IT自分戦略研究所 メールマガジン「@IT自分戦略研究所 Weekly」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

「いま・ここ」感覚を大切に

»

 2009年4月10日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。編集部員ズは、仕事中にたまに散歩に出かけます。

■□■

 休日、何とはなしに東京の街を歩きます。

 友達と六本木で映画を観た後は、青山墓地、表参道、渋谷。新宿で別れた後は、代々木、千駄ヶ谷、外苑前。

 どこに行くかは決まっておらず、足の向くまま、気の向くままにどんどん歩きます。

 歩いていると、うれしいくらいにいろんな発見があります。思いがけず、探していたお店が見つかったり、季節の変化に気付いたり、別々の場所が1つの道でつながっていることを知ったり。仕事のアイデアが思い浮かぶのも、歩いているときが多いです。

 仕事中、1日のかなり多くの時間をパソコンの前で過ごしていると、パソコンの中の数字や文字の世界に住んでいる感覚に陥り、ふっと自分がどこにいるのか分からなくなることがあります。また、常に数カ月先の売り上げのことを考えていると、今日が何月何日なのか思い出すのに時間がかかってしまいます。「いま・ここ」の感覚が麻痺していることに気付いて怖くなります。

 自分のスピードで歩き、自分の五感でものを感じ、考える――、そうすることで、「いま・ここ」の感覚が戻り、文字通り「地に足が着く」ように思います。身も心もリフレッシュし、クリアな状態になれます。

 最近は否が応でも街に不況を感じます。外苑前の交差点にあったハーゲンダッツのお店がクローズしていたのはショックでした……。

 

 (人財支援事業部 人財支援営業部 菅森朝子)
Comment(1)

コメント

しんくろ

休日、気の向くままに近所の里山を歩きます。

まだ夏に未練を残している木立の中を、山頂に向かって歩きます。
時々感じる木漏れ日の温もりは、忘れていたことを思い出させ
これからの事への思いも浮かび上がらせてくれます。

そして歩く事に集中し、歩いている事も忘れた時、前を見つめて
ただその道をゆく自分がいる事に気が付きます。

いつしか余計なものが体から抜け落ち、新たな力が体を駆け巡る
そんな感覚に満たされて、ただ歩き続けます。「いま・ここ」に
まぎれもない自分を感じながら・・・

山頂から見る都会のビル群が、晩秋の夕暮れに霞んでいました。

コメントを投稿する