みなとにのぞむ、みらいのまち
2006年9月1日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。えー、エンジニアライフ担当が、まだ営業をやっていたころのコラムですね。やだ、なにこの羞恥プレイ。
※2008年12月19日追記:コメントにてご指摘いただきました。ランドマークタワーは「世界一」ではなく「日本一」高いビルです。お詫びして訂正いたします。また、まるでみなとみらい駅を貶めるような内容であったことをお詫びします。先日久しぶりにみなとみらい駅を利用したのですが、これはこれで良い駅でした。
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私が住む横浜には、「みなとみらい」という未来チックな名を冠する街があります。
横浜みなとみらい21は現在も計画的に整備され続けている都市ですが、その事業着工は1983年、私のちょうど生まれた年に当たります。横浜で生まれ育った私にとってこの街は、共に育ってきた存在です。
みなとみらいには、幼いころからよく親に連れて行ってもらいました。特に覚えているのが1993年のランドマークタワー完成のころです。日本一高いビルができた(編注:2008年12月26日、「世界一」を「日本一」に修正しました)というのは当時10歳の私には衝撃でした。
それ以降、徐々に商業施設や娯楽施設ができ、街として機能していくとともに、私自身も中学校、高校と進学し、よく遊びに行く大好きな街となっていったのです。
みなとみらいの好きなところの1つに「見晴らしが良い」という点があります。海の上の埋め立て地なので、見渡す限りの平らな土地に多種多様な建物があります。それを眺めながら、振り返ると海と船があるという景色が好きです。公園や広場が多いのもいいですね。
「みらい」という名前は、やはり「未来の都市」を目指しているから。幼心にこの埋め立て地は本当に未来の都市として感じていたのです。だから、この街は「懐かしい未来」として私の心に刻み込まれています。
最近は忙しさにかまけて以前ほどは訪れていなかったのですが、やはりいいところだなあと実感しました。また同時に、まだ知らなかったところや、いつの間にできたのか分からないような新しいものがたくさんあって驚くこともあります。
みなとみらいに行ったことのない人、特定の商業施設しか入ったことのない人は、ぜひこのハリボテだけれど温かい人工の未来の街を歩いてみてください。それは出来損ないの紛い物かもしれないけれど、いまも成長している街なのです。
人工的だっていいじゃないか。ハリボテだって構わない。それでも成長し続けるこの街を見て、ほんの少し勇気付けられる夏の終わりでした。
☆おまけ☆
みなとみらいを楽しむための注意点。できればみなとみらい線は使わない方がよいです。JR桜木町から歩くのが由緒正しい楽しみ方。汽車道も動く歩道も、どちらもオススメですよ。
(@IT自分戦略研究所 編集部 岑康貴)
コメント
いし
ランドマークタワーは世界一ではありません。日本一です。
また、みなとみらい駅はみなとみらい地区の象徴です。
桜木町から歩くことも乙ですが、開放感あふれる駅の構造やデザインなどを気にしてください。
という、2年前の記事に対する突っ込み。
当然、2年前に既出の突っ込みかと思いますが、せめて紹介するときに、
誤認識だった部分は訂正して置くべきではないかと。
> いしさま
ご指摘、ありがとうございます。
確かに「世界一」ではなく「日本一」でした。お詫びして訂正いたします。本文も修正いたしました。
引き続き、エンジニアライフをよろしくお願いいたします。