町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その54 周りに気を使わないエンジニア。。

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前回でも書いたがここの会社は「ほうれんそう」が出来ていない。そして技術部に応援に来ていろいろとわかったことがあるのだが、それは周りのことをまったく意識しないで仕事をしている人が多いということだ。突然居なくなってしまって、いろいろと探し回っていたら休憩室でタバコをふかしていたりとか。何も言わずにどこかへ行ってしまうのはしょっちゅうであった。

統制がとれてないってことでしょうね。わたしたち製造現場ではそんなことは絶対にありえない。単能機で一人で作業しているとはいえ、持ち場を離れるときは必ず「トイレに行ってきます」とか周りの先輩や同僚に伝えるのは常識だったからだ。それに技術では一人で仕事をしているわけではないのだから。ここに居るときはこんな状態がずっと続いていた。定時終了後はもちろん残業なのだが、間の食事休憩のときも突然居なくなって食堂へ行ってしまったりとかね。

そんな食事の時でも技術部の人はやらかしてくれる。何かというと木内さん、残業食でラーメンを注文したのでが、私の隣りに座り食べる前にラーメンに大量にマヨネーズ入れているのだ。食事のときくらい周りに気を使えよ。。高橋さんは珈琲をタバコで掻き混ぜる。木内さんはラーメンにマヨネーズを入れる。頭の良い人はちょっと変わっているよね。同僚の山口君と顔を見合わせて呆然とするだけであった。

そしてこの周りに気を使わないために一番困るのが帰るときだ。仕事を命じられてどこかへ行かれてしまうと終わったときに報告もできない。そうすると探すか、ボーっと高橋さんたちが戻ってくるのを待つしかないのだ。当時は携帯電話などなかったから大きな工場を探し回るか、待つしかなかったのだ。これが帰れそうなタイミングでやられると仕事が終わったのにいつまでもボーっと待つか探すかのどちらかになる。これがほんとに嫌だったんだよね。そこで思いついたのがメモ書きだ。帰るタイミングで居なくなったときには高橋さん、木内さんの机にメモ書きで進捗状況を知らせて「先に失礼します」と最後に付け加えてさっさと帰るようになったのだ。ここではいろんな賢さや狡賢さを学びましたね。まあ、世渡り上手になったってことかもしれません。。

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