町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その4 採用試験編 適正検査で度肝を抜く!

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話を戻すが最後の適正検査なのだが、これが私にとってまさに水を得た魚であった。クレペリン検査ってやつです。クレペリン検査は隣り合う数字の合計の下1桁を、その数字の間に書き込んで行くだけの単純なやつ。横に並んだ数字は1行120個弱あって、1行にかけられる時間は60秒間なので、60秒経ったら次の行に進んで同じことを繰り返す。

「始め!」と面接官の合図でみんな一斉に解答用紙に数字を記入していく。そして60秒経つと「次!」と担当者の合図で二行目の数字を同じように解答していくというものだ。1行にかけられる時間は60秒間で、全部を回答することは不可能らしいんだけど、私の場合は60秒経たないうちに1行の数字を書き終えて2行目に突入してしまっていた。もちろんただ書いていくだけでなく、計算した数字をちゃんと書いていた。

時間が経つにつれて人間は集中力が落ちていくので解答が遅くなり1行ごとの解答数も少なくなってくる。しかし私の場合は後半から盛り返して再び2行目まで書いていたのだ。これには面接官もびっくりしてずっと試験中の私を見ていたのを今でも覚えている。20数年後、派遣会社の適正試験で再びクレペリン検査を受けた時も同じような結果を出して担当営業から「いままでここまで解いた人はいませんでしたよ!」って驚かれた。

なんでこんな凄い結果が出せたのか、これは小学校のときに習っていた公文式が役に立ったのだ。この公文式で私は計算が早くなっていたのだ。そんな試験を無事に乗り越えめでたく採用された。中途採用だったので初めの三か月間は臨時工という形式で採用された。三か月後には見習社員、そして6カ月後には正社員という流れだ。今でもほとんどの大手企業はこのような採用方式をとっているのではないだろうか。

Comment(4)

コメント

ツッコミ

「適性検査」ですが。

たいき

はい

ツッコミ

直さないんですか?適正な用語遣いができていないと適性が問われますよ。

たいき

検査は会社の門番のような役割で非常に重要な仕事ですよね。おつかれさまです。

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