町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その3 採用試験編  筆記試験を侮ってはいけない!

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次に筆記試験、適正検査があるのだが、面接でダメだとその時点で帰されてしまうのだ。私のときは7人の応募者が居た。しかし、面接を待っているときの控室の空気の重さと言ったら、それはもう凄い緊張感が全員に漂っていた。でも女の子が3人居てみんな若い子であった。この人たちと一緒に合格してえなあなんて思っていたんですけどね。

そして、この大企業の面接だというのにスカジャンにジーパンで来ている人も居た。後に彼は同じ部署の先輩として長年一緒に仕事をしていくことになる人だ。全員面接が終わってみんなで控室に待機していたときに担当者がきて「〇〇さん、〇〇さん、荷物を持ってこちらへ来てください」って。そして午後になり、午前中に呼ばれた二人の姿は無かった。篩にかけられる感じだ。

そして筆記試験、適正検査へと続いていく。先にも書いたが筆記試験はボロボロであった。高校卒業してから数年も経って再び高校の試験を受けるなんて思ってもいなかったですからね。しかし、この筆記試験なのだが企業によっては採用するときにかなり重要な役割をするのだ。どのようにかというと、筆記試験からその人の性格や能力、柔軟性、読解力などを読むのだ。ここの会社ではそこまで重要な役割はなかった。では筆記試験を重要にしている企業の見分け方なのだが、筆記試験のときに白紙を渡される。

何の紙かというと計算などに使う紙で複雑な計算や図形の問題で回答用紙に書ききれないときに渡された白紙に書くというものだ。端っこにちょっとだけ計算式を書いたり、図形を描いたり、ほとんど落書き状態になるのだが、筆記試験が終わるとその紙も回収される。その紙に書いてある計算式や図形などを企業側が見て「こいつはこんな難しい計算式を使っている」「こいつは綺麗な図形を書いている」「こいつは何も書かないで暗算だけでできるのか?」等を判断するのだ。これは私がエンジニア専門の大手派遣会社の登録試験を受けた時に実際に体験したことです。要するに数学と一緒で解答よりも解答に至るまでの仮定が大事ということなんでしょうね。

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