町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

番外編!死と税金ほど確実なものはない!

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ある有名な政治家が「死と税金ほど確実なものはない!」という名言を残しています。まったくその通りなのですが、実は日本で税金が課されなかった時代があったんです。

昔、仁徳天皇は、国中に炊事のけむりの乏しいのを見て人民の困窮を知り、三年間税を中止しました。三年後国中にけむりが満ちてはじめて、「民富めり」と再び租税を課されたそうです。その間は皇居も荒れ、雨がもるほどであっても修理されなかったという。これは伝説かもしれないですけど、しかし大事なことは、そのように人民をいつくしむ仁慈の心を持つことが、昔からの指導者のあるべき姿とされてきたことですよね。そこに日本の一つのよき伝統があり、そういうところから封建時代でさえ数々の名君が生まれたんだと思います。そのことが栄えるもとだったんでしょう。民主主義の今日でも、指導者はまず人びとの幸せを願う仁慈の心を持たねばならないと思います。

経営の神様と言われた松〇幸之助氏は、大不況下でも解雇や減給をせずに、自身の給料をカットしています。

数多くの企業の再建に成功し、その際には「首切り」をしないことで知られた国〇興業社主の小佐野〇治氏は、朝は誰よりも早く出社して本社屋ロビーのソファで新聞を読み、出社する社員全員に挨拶をしていました。

本田〇研の本田宗〇郎氏は組合から自身の銅像を作るとまで言われていました。

「増税なき財政再建」を実現した元経団連会長の土光〇夫氏は、東〇、石川島〇磨重工業の社長を歴任中、首切りをしませんでした。

コロナの影響で苦しんでいるエンジニアの方々の話などもよく聞きます。もちろん、エンジニアだけでなく全ての国民のみなさんが大変な思いをしていることでしょう。私もその一人です。

でも、上に書いた仁慈の心、いつくしむという気持ちを忘れずに今の状況を乗り切っていきたいですね。

ちなみに「磁石」という言葉は、子供が母親に抱きついて親子共々引き寄せ合い、慈しむ姿から「磁石」という言葉が生まれたそうです。全てのみなさんが慈しむ心を大切にしながら、今の状況を乗り越えられますように。

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