町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

本配属編!その13 飲み会!

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大企業ってほんとに飲み会が多い。会社の飲み会って、参加しなければいけないのだろうか?これは永遠の課題でしょう。私個人の考えとしてはケースバイケースってやつですね。大企業は人数が多いから自分が参加しなくても目立つこともないし、町工場時代のときはなどは従業員も全て一体となっていたので社長が決めたら従業員は強制というよりも仕事の一環みたいな感じで嫌がることもなく全員が参加していました。ある意味、洗脳されていたのかもしれないですけど。

そしてここの会社でも飲み会はしょっちゅうありました。新入社員歓迎会、送別会、忘年会、新年会、あとはいろんな口実で部署の人が企画する飲み会等。特に新入社員歓迎会のときなんて有名なホテルの大広間を貸し切って開催するほど豪華なものであった。でも、これらの飲み会がたまらなく嫌でした。しかもだいたいが休日に開催されるんです。ただでさえ休みがないのにたまの休みに飲み会なんかを企画されて休みを潰される。じゃあどうして休みの時に飲み会なんかするかというと、平日は急に仕事が入ったりして残業になってしまうから休日しかみんなが集まれるときがないのだ。だから私は新入社員だったけどそういった飲み会はほとんど欠席していた。

リーダーや係長に「会社の行事はなるべく参加しなきゃだめだ。」などと言われたけどマジで嫌でした。この時代は強制参加みたいなのは当然でしたからね。今こんなことしたら「パワハラだ!」「モラハラだ!」とか騒がれるでしょう。しかし、どうしても参加せざるを得ない飲み会もあった。それは係の忘年会、一泊二日の温泉旅館をすでに予約していやがったのだ。しかもそのときは全員休みって勤務表にいつものように勝手に書き込まれていた。こうなると行かざるを得ない。数週間前から詰所内はその話で持ちっきりだった。周りの人たちはよほど楽しみにしているんだろう。私はものすごく憂鬱であった。

そして忘年会の日がやってきてしまった。誰かの車にみんなで相乗りして旅館へ向かう。夕方に現地に到着し、温泉なのでせっかくだから私も風呂に入って宴会の時間まで部屋で時間を潰していたら先輩が「今日は何人来るんだ?」って幹事に聞いている。既に全員到着しているので何のことかさっぱりわからなかったのだが、幹事は「4人です」と答えた。「やったぁ~~!」周りが大喜びしている。ますますわからなくなってきたのだが、このとき初めてコンパニオンという言葉、存在を知ったのだ。さすがにこれには私もかなり期待した!

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