今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

361.『葬送のフリーレン』から学ぶビジネススキル(1)

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初回:2024/04/24

 04/03 の『358.イメージできないものは実現できない』のコラムでも少し書きましたが、我々エンジニアの世界も魔法の世界と同じだという考えを書きましたが、よくよく振り返ってみると案外ビジネススキルに通じる考え方が、随所にちりばめられていることに気づきました。

P子「前回は、相当駆け足だったから、よくわからなかったもんね」※1

 今回は『フリーレンロス』解消もかねて、1話づつ振り返りながら、ビジネス的な考え方を伝えていきたいと思いました。

P子「3回くらいで終了するんじゃない?」

 その可能性も高いのですが、出来れば『一級魔法使い選抜試験』編の手前までは続けたいと思っています。

 一応注意点としては、ネタバレ必須なのでそこの所はご容赦ください。

#01 冒険の終わり

 あらすじ
 https://frieren-anime.jp/story/ep01/

1.時間感覚は人によって異なる

 フリーレンの最大の特徴は『長生き』ということです。人間の寿命から見ると、エルフの寿命は無限とも言えるほどです。魔王討伐の10年の旅が、フリーレンの人生の100分の1以下という事なので、パーティーメンバーとの別れにも淡々としていました。

 さて、このお話からビジネススキルを考察してみましょう。

 エルフ、人間、ドワーフ、魔族...それぞれ大きく寿命が異なります。簡単に言うと時間感覚が異なります。実は人間どうしでも時間感覚...というか時間に対する考え方が異なります。さらに言うと、人それぞれに時間の重要性が異なっています。

 人は24時間が平等に与えられているという話がありますが、その活用度、効率、利用率が異なります。同じ1時間を無駄に浪費する人もいれば積極的に活用する人もいます。つまり、自分の時間感覚と他の人の時間感覚は異なるという事です。

 新人によくある話として、判らない事が出てきたときに、先輩や上司が忙しそうにしているから聞きそびれる、または聞くのを後回しにしてしまうという話をよく耳にします。もちろん、先輩も上司も実際に忙しいのですが、そう見えているからと自己判断するのはよくありません。

P子「どうするのが良いの?」

 何も考えずに質問するのは当然 NG です。

 最低限質問内容は整理しましょう。つまり、自分としてはどこまで考えた(調べた)、そして自分はこう思うがどうでしょうか?という感じで、あくまで質問というより確認してもらう姿勢が大切です。

 そして、判らなくなってから質問するまでの時間は、私は 30分以上考えが前に進まない場合に行うのが良いと思っています。30分考えて前に進まないなら、それ以降は時間の無駄です。ただし、30分というのは、色々と検討している時間は含まれません。堂々巡りしていると感じてから、30分前に進まない場合という意味です。

 質問のタイミングは難しいのですが、先輩や上司の予定を確認して、会議前や休憩時間前は当然避けてください。そして、質問する前に、『今、お時間はよろしいでしょうか?』と確認します。質問内容によりますが、5分なのか、10分なのか、大体の目安の時間もお伝えしましょう。

P子「予定が判らなかったり、忙しそうにされているときでもいいの?」

 先輩や上司は、本当に時間が取れない場合は、何分後とか、何時からなら時間が取れる などと返答されますので、安心して質問してもらって構いません。

2.自分の提案を受け入れてもらう方法

 勇者ヒンメルの死後、フリーレンがハイターの家を訪ねます。そこで子供時代のフェルンと出会うのですが、ハイターはフェルンをフリーレンの旅に連れて行ってほしいと頼みます。フリーレンは一人前でないので連れていけないと断るのですが、そこで別のお願い(魔導書の翻訳)を頼みます。少し時間がかかると答えるフリーレンに、空き時間で良いのでフェルンに魔法を教えてやってほしいと提案します。

P子「最初に大きな要求を断らせて、小さな要求をのませるテクニックね」

 ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックというらしいですが、実は少し違います。本命は、フェルンをフリーレンの旅に連れて行ってほしい方ですから。

 これは、最初に言質(一人前でないと連れていけない)を取っておいて、その状態を作り出した(修行をつけてもらう)うえで最初の要求をのませる(一人前になったから連れていけるでしょ)という手法です。

 この手の心理テクニックを利用して自分の思いを通してくのは、別に悪い事ではありませんが、そういう手法を使わないと良いアイデアが通らないという会社の方が非効率だと思いますが、そのあたりは個人の裁量でお使いください。

3.まとめ

 まあ、こんな感じで、1話づつビジネススキルと関連付けてお話していこうと思っています。

P子「シリーズばっかり増えて、どれも完結していない気がするわ」

 そこは、お気楽コラムという事で、お許しを。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「前回は、相当駆け足だったから、よくわからなかったもんね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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