不必要な失敗と必要な失敗?
失敗はしたくないけど、「他人が失敗するからといって自分が失敗するとは限らない」という過ち
非常に傲慢な考えですが、私はこういう考えが多少持っています。正確に言うと、他人から「やめたほうがいいよ」という忠告を無視してやってしまうことが多いです。
ITエンジニアとしてはプログラミングだとデバッグ中に間違いとわかりますし、設計工程だと結合テストや総合テストに判明して大反省します。ITエンジニア以外の仕事でも、せっかく忠告を受けたのに失敗したときには、指摘した本人には「やっぱりな」的な顔で見られます。人の忠告はちゃんと受け入れることで、不必要な失敗を防ぐことができます。
それは頭で分かっているのに、なぜ無視して失敗に向かって突き進んでしまうと思いますか?
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
有名な言葉がありますが、歴史ではなく他人から学びと変えても同じ意味になると思っています。他人の失敗経験を活かすというのは
・同じ失敗を繰り返さないこと
・その失敗はどうして失敗したのか真の原因を突き止めること
・他の方法を積極的に考えて、失敗を回避する方法を生み出すこと
この3つが大事になっていきます。
まったく同じ失敗はしないけど、真の原因は同じじゃねーかという失敗は私にも経験があります。みなさんはどうでしょうか?他人の失敗経験を活かすというのは、言うのは簡単、やるのは大変という代表例ではないでしょうか?
頭で分かっているけど、感情では分からない失敗
部下・後輩の育成でも失敗経験させたことありませんか?
たとえばですが、部下・後輩がやってみたい企画があったとして「コレ、失敗するだろうけど、言ってもわからないから体験させよう」という風に思ったこと、ありませんか?もしくはそのまま実践させて失敗すると分からせたことありませんか?私はあります。
これは自分自身も同じように学んだ事例については失敗経験させたほうが、教えて理解するより価値があると思ったパターンです。プログラミングでもとりあえず動かさせて、視点が漏れているパターンで動かし、デバッグさせる手法も同じです。
育成は教えるのも大事ですが、経験させることも大事だと思います。たまーに、1つ事で10の理解するまさに賢者がいますが、それは稀です。
SNSでは失敗を嫌う風潮がありますが、必要な失敗経験をするのが大事
効率、コスパ、最短ルート。それは大事ですが、それが実現できる賢者はやはり少なく、愚者のほうが多いと思います。私自身も愚者だからこそ、強くそう思います。
失敗を恐れず、とりあえずやってみようは非常に非効率でコスパも悪く、お金と時間を失うことが多いのですが、それと引き換えに手に入る失敗経験を得ることが大事だなと思うようになりました。愚者でも賢者から学ぶことは多くありますが、愚者は愚者なりに頑張っていくこともやはり大事です。
みなさんは賢者ですか?愚者ですか?
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笑顔表情筋のトレーナーをやっており、朝活やセミナーなどやっています。
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コメント
匿名
誰の発言か失念しましたが、その言葉を引用して「経験から学ばないものは何と呼べばいいのか」と発言した政治家がいた記憶があります。(確か海外の方なので訳も曖昧ですが)
私自身は異世界に転生したとしても賢者にはなれませんが、愚者でありたいと思っています。