エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

ダメな伝統は壊していこう

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こんにちは、手塚規雄です。

会社などの組織に属していると存在理由もわからなくなっているダメな伝統というものはありませんか?それを自分から壊していきましょう。

新人当時に疑問だった伝統、数年立つとそのダメ伝統を守っている人になっている

会社の飲み会、懇談会、新人恒例の出し物、あまり身にならない講義、特に意味のない無茶振りばかりの実習など色々なものがあります。これらは100%意味がないわけではありません。役に立つこともあるかもしれません。経験をして度胸がつくこともあるでしょう。将来笑いのネタになる事もあるでしょう。

「でも、それって他に変えても、いいんじゃね?」

何が言いたいのか?それは人が嫌がる行事は無くしたほうがいいという話。もちろん完全否定するわけではないです。その嫌な行事を経験する事で役に立ったと思うこともあるかもしれません。でもそれは他の何かのもので代用することができると思うけど、どうですか?

例えば飲み会や懇談会。これはコミュニケーションを取る手段というのはわかります。でもお酒が無くてもコミュニケーションを取る手段は他にもあります。お酒が嫌いな人向けにランチ会的なものにする。大人数が苦手な人向け少人数の懇談会にする。イベントが苦手な人には面談といって個別にコミュニケーションをとればいい。工夫すれば普段できないコミュニケーションを取ることも可能です。

次に新人向けの何か。出し物とか最も酷い言い方をすれば、恥かかせるショーです。そして自分が嫌な経験をして、自分の後輩がしないのは気に食わないから強制する。そんなのただの負の連鎖です。だったら自分自身が偉くなった時にスッパリ無くしてしまうのも大事なことだと思います。

昔から続いている研修も時代に合わせてどんどん変えていくべきだと思います。必要なものは残して、役に立たなかった研修はやらない。ここでも負の連鎖はやっぱりあります。こんなに辛かった研修は自分だけでなく、新人は絶対に受けろ!と憎しみを持って強制する人がいます。

負の連鎖を止めるのは結構難しい

こんな風に常識的に、論理的に考えると負の連鎖を生むものはやっぱり無駄なのがわかるし、けっして良い効果を生みません。でもこの負の連鎖を止めるのは難しいです。それは「他人の不幸は蜜の味」だからです。自分が経験した不幸を他人が経験しないのは憎い。そして他人の不幸をみて自分も楽しみたい。表面的には言いませんが、そんな風に思っている人が多いからです。特に仕事や会社が嫌いな人にとっては数少ない楽しみだから、そんなイベントは潰させない!それぐらいに思っています。

ダメな伝統を壊す方法

一番は発言力を持つことです。でも会社全体への発言力を持つのは難しい。それなら自分の所属する部署にある小さなダメな伝統を壊していきましょう。部でも難しければ課。これぐらいならちょっとだけ偉くなれば、発言力をもつことができます。課長や上司、先輩から仕事で信頼を得られれば、ちょっとした負の伝統を無くしていこうというのはけっこうできます。

だってダメな伝統はみんな無くしたいけど、思考停止状態になっている。もしくは伝統を壊すことに必要以上に怖がっているだけですから。一度言葉に出てしまえば、けっこう賛同者は現れると思います。注意点としてはそのグループで他人の不幸を楽しんでいる人がいる場合は、ちょっと発言タイミングを考えなければなりませんけどね。

ダメな伝統は技術面でもけっこうある

このようなダメな伝統というのはソースコードやドキュメントにもけっこうあります。これについても、「今動いているものだから」「わざわざリスクをとる必要がない」「その修正費用はだれが出す?」とか色んな事を言われます。でもその負の遺産があるがために、多くの人に迷惑をかけているケースも多いんだけどなあ。今を楽して後で苦労している人は、今頑張らない人が多いです、経験上。

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