エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

エンジニアは自分の意見を言わない?

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こんにちは手塚規雄です。

エンジニアライフに今週投稿されたコラム

・エンジニアにどこまで求めるんだ(Anubisさん)http://el.jibun.atmarkit.co.jp/101sini/2016/08/post_8.html

すでに読んでいる人も多いと思いますが、読むと非常に共感できる内容だと思います。私も共感できるし、そんな事も多いし嫌だよねとも思っています。それでも、あえてこのコラムへの反論が今回のコラムです。

エンジニアの苦悩を表す動画

エンジニアにとってはあるあるの内容を非常にわかりやすくコメディにした超有名な動画がこちらです。一度は見たことがあるとはと思います。

この内容はエンジニア視点では無理難題をやれというものですが、最後には「なんでもできます」と自信満々に言ってしまいます。私はエンジニアのだめな部分がここに集約されていると思っています。

エンジニア以外の人から見た時、エンジニアは自分の意見を言わない?

他業種、他業界からみたエンジニア像を聞いていみると実態とはあまり一致していない気がします。

・SEってどんなイメージhttp://news.mynavi.jp/news/2014/07/21/027/

・エンジニアは職場でこう見られているhttp://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000197

統計上の数字が小さいのであまり正確ではないと思いますが、性格は「変わり者」「気難しい」「口数が少ない」というイメージが先行している感は今も昔も変わっていない気がします。エンジニア側からの意見は無理難題をいう周りの環境や情報コントロールなど問題もありますが、自分からの意見があまり積極的ではないのでこのような結果がでているのだと思っています。

エンジニアにとっての当たり前や常識は他の人には当たり前や常識ではない

動画でもありましたが、エンジニアにとっては説明するまでもなく絶対に無理という事が他の人にとっては説明してもらわないと理解できないものが多くあります。Anubisさんが言っているようにエンジニアにすべてを求めることは絶対にそんな人存在しないだろと思わせる完璧超人を求めることでもあるのに気がついていません。だからこそ、Anubisさんが使った理想の女性像という例え話を使って相手に説明しないと相手にはわかってもらえません。

例えばあるプログラムを直してもらいたいという依頼があり、相手はプログラムなんてカンタンに直せるというイメージがあるとする。こちらとしては話を聞くだけでも絶対に難しい面倒くさい内容。それを相手に説明するというのは何度もやってきたことなので手慣れた事だとは思います。もしくはもう面倒くさくなってしまい、説明する事を放棄してしまったほうですか?もし後者なら相手は「エンジニアは気難しい」というイメージに貢献していることでしょう。自分たちにとってはうんざりするほど聞かれた質問でも、相手にとってはそうではありません。

上司やクライアントに対して反論できない、反論しないエンジニア

また動画の話になってしまいますが、エンジニアは上司やクライアントに対して反論することができない、しない、もしくは相手に丸め込まれてしまう人が多い気がします。そのために最終的に「わかりました」で終わってしまう。そして裏で愚痴る。それを見ている周りは「悪い意味での職人的」というイメージがある気がします。

もちろん頭ごなしに命令する人は話を聞いてくれない人も世の中には多いのですが、それに対して話術たくみに反論して相手に理解してもらうのは大事なことです。最初こそそうしていても、途中から諦めてしまったエンジニアが多いのもわかります。それでも反論するのは大事です。

上司やクライアントへ反論するのは相手から嫌われてしまうから怖いという話もありますが、仕事上でその手の話は実際にはあまり聞きません。まあ、ちょっと面倒くさいヤツ程度のレッテルは貼られるかもしれません。でもその程度住むのですから、ダメなものやできないものについてはしっかり反論して自己主張していくべきでしょう。

エンジニアに必要なのはコミュニケーション能力でなく討論する能力?

コミュニケーション能力も大事ですが、仕事上いろんな打ち合わせをするときに自分の考えを相手に理解してもらう事がもっと大事だと思います。それに一番近い能力が討論する能力なのかな?ちょっとズレてる気がしますが、自分が理解していることを相手に説明して理解してもらう能力です。エンジニアならそんな能力をすでにもっている人も多いかもしれません。

それなのに上手くいかないのは自分の意見言う「図々しさ」が足りないのかもしれません。エンジニアはもうちょっと自己主張をする「図々しさ」のほうが必要なのかも。

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コメント欄やTwitter(@noriwo_t)にて書いて欲しいコラムの題材をいつでも受け付けております。ただしその内容に応えられるかどうかはわかりません。基本的にコメント欄には私自身がコメントしないのですが、題材リクエストに関してはレスをすることもありますので、よろしくお願いします。

Comment(2)

コメント

エンジニア

動画は非常に面白かったです。
だけれどもコラムの内容には全く同意できませんでした。

正しい知識と技術をもったエンジニアであれば意見はいうでしょう?でもいっても相手の知識不足で討論の段階までいかないんでしょう?それをエンジニア側の問題であるかのようにいうのは間違っていると思いました。意見をいえずによくわからないけどやります、っていうのは現場に放り出された、教育も受けていないような新人だけかと。

少なくとも同じ組織内(開発側)の人間、動画でいえば技術者以外の上司と思われる二人、に専門性や知識が欠如しているのが大きな問題だと思います。もっと言えば顧客側にもですが。

そもそもが雇用されていえる身分なら意見を聞いてもらえず、「とにかくやれ」と言われたら「はい」といって裏で愚痴るか、辞めるかのどちらかになると思います。それはエンジニア固有の問題ではありません。

ハリコフ

少し前に社内の開発案件で他人が作ったプログラムを修正する機会があったのですが、それが超絶テクニックを駆使した異様なプログラムで怖くて触りたくない。一体これは何なのか?

幸い私は社内SEだったので直接ユーザーと話せたのですが、話しだけ聞くと、確かに難しいプログラムが必要に聞こえます。でも、もっと深く、そもそも何のための機能で、何故そうしたいのかって聞くと、他の機能に不備があって、その不備に対応するためだったと。

結果として簡単な修正で終わったのですが、それが出来たのは、現場の業務知識があって、現場の人と直接話せる立場で、機能単体ではなくシステム全体を俯瞰して見れる力が必要なわけでして・・・

社内開発が多かった時代には、そういった能力を持った人が多かったって聞きますが、今はどうなんでしょうか。ただでさえシステムが昔に比べて難しくなって専門性が増していますし、やっぱりエンジニアに求めすぎな気がします。

ま、出来るに越したことはないんですがね。

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