オリンピックの応援
こんにちは手塚規雄です。
先週は夏休みとして勝手にコラムを休載しました。祝日だったし、多分あまり読む人は少ないだろうなあと思って。他にも理由は色々ありますが、今週からまた再開です。
先に断っておきますが、今回はエンジニアとはあまり関係のない話になります。2016年のリオオリンピックもそろそろ終わりますが、そんなオリンピックに関する事です。
日本代表選手の活躍
我が家にテレビが無いせいもありあんまりオリンピックを堪能できていません。しかし夏季休業期間中に帰省して、少しだけですがオリンピックの各競技を見ることができました。2016年8月17日時点では金7個、銀4個、銅18個で合計29個、国別ランキングでは10位の成績です。
今も昔も「世界の壁」と表現される日本と世界の違いですが、この結果だけみると世界の壁は昔に比べてずっと薄くなってきたように思えます。それぐらい日本の代表選手が頑張っているのがわかります。
ただ応援する側の人間が選手に対して無駄なプレッシャーをかけている気がする
選手側が応援している人に対して感謝の気持ちがあり、それがプレッシャーとなってましうことはしょうがないと思います。でも、それ以上に応援している側がプレッシャーをかけていないか?
例えば、各メディアにて「前評判なら楽勝」「世界ランキングを見ても格下」「メダルが確実視されている」などの表現を使われていることです。事実をそのまま話しているだけですが、素人としては競技の前にそれを強調されていると視聴者側もそれに感化されてしまいます。そのため予想通りに勝てなかった、記録が伸びなかった場合はガッカリする度合いが増している気がします。メディアとしては盛り上げるための放送をしているけど、変に先導しているのでは?と思うことも多いです。
日本代表という重みと世間の期待が間違った方向に
先日、Twitterにてこのようなものを見ました。元々は新聞記事の内容です。
増田明美さん、ロス五輪のマラソンで途中棄権して帰国した時、成田空港で「通りすがりの男性に指さされ、非国民と言われました」。それから3か月間、寮にこもり死ぬことばかり考えていたと。今も番組ラテ欄に「日の丸の重み」とか書いてる局がある。 pic.twitter.com/2O9Ik0HxyT
-- ミスターK (@arapanman) 2016年8月15日
この話は1984年のロサンゼルスオリンピックの時の話です。「メダルの獲得」もしくは「金メダル」を強烈なまでに代表選手に対して求めている人がいます。思っているだけならまだしも、それが代表選手に対してぶつけてしまう人もいるわけです。以前、サッカーの日本代表選手(違っているかも)に卵を投げる事件があったと思いますが、それも同じですよね。多少のブーイングならまだしも、それ以上のやりすぎはあまり良くないと思っています。
すべてが期待通りの結果にならない
スポーツ観戦もそうですが、自分の仕事もなかなか思い通りの結果にならない事が多くありませんか?その時に自分も悔しい思いをしているのに、理不尽に上司からも怒られたらどんな思いをしますか?それと同じだと思います。基本中の基本ですが、自分がやられて嫌なことは他人にもやらない。
自分自身が気をつけるのはもちろんですが、人を信用するかどうかの目安にスポーツ観戦の態度などを見て決める。表面上は良い人でも、こんなところを見て人を判断するのも一つの方法です。
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コメント欄やTwitter(@noriwo_t)にて書いて欲しいコラムの題材をいつでも受け付けております。ただしその内容に応えられるかどうかはわかりません。基本的にコメント欄には私自身がコメントしないのですが、題材リクエストに関してはレスをすることもありますので、よろしくお願いします。
コメント
仲澤@失業者
オリンピック憲章にある通り、個人参加が原則なので、
国が参加しているという前提での議論の、ほぼすべてが誤りである。
という点にも注意したいですね(笑)。