フリーランサーと病気と休み
こんにちは手塚規雄です。
先日、お腹を壊しました。1日半ぐらい苦しみました。もちろん仕事なんてできないので、お休みを頂くことになりました。もう若くもないというのを実感する出来事でした。20代の時とは違い無理しないようにしています。
ところでフリーランサーは仕事を休むと報酬が減るのでは?そんな疑問を持つかたがいると思いコラムにしようと思いました。今回は病気と休みについての話題となります。
フリーランサーは休めるのか?
フリーランサーには自宅で仕事をやるタイプとクライアントの会社、事務所に常駐するタイプと大きく2タイプにわかれます。自宅で仕事を行うタイプはいつ休んでいつ仕事をしても期限までにしっかり納品すれば問題ありません。しかし常駐するタイプはどうなるのか?
私は現在常駐するタイプで契約してお仕事をしているわけですが、基本的にはサラリーマンと変わりません。休むときには電話連絡して、引き継ぎ事項などないかお話してお休みを頂きます。これはフリーランサーだろうがサラリーマンだろうがほぼ同じです。問題は報酬面についてですが、これも心配ありません。常駐タイプの場合は、最低は何時間労働なのか?を設定する基準時間があります。その下限を下回らなければ問題なく、減額されません。もし下限を下回りそうならその分残業すればよいだけなので、それほど心配ありません。だからしっかり基準時間を考えて休む分には問題ありません。
しかし一週間入院とかしてしまうと、さすがに残業だけでリカバリーできないので減額になってしまいます。
フリーランサーといえば国民健康保険
病気になって保険証を提示するときに必要なのは健康保険か国民健康保険です。健康保険は全国どこでもかわりありませんが、国民健康保険は違い、自治体によって支払う保険料率に違いがあるので調べる必要があります。また国民健康保険の場合のデメリットとして大きいのは傷病手当金がないことです。
もし法人設立すると国民健康保険から社会保険の健康保険に変わるので、サラリーマンと同じように傷病手当金の給付などあります。普通の病気であれば特に変わりないのですが、入院クラスになるとやはり国民健康保険だと厳しいのが現実です。
任意の傷病保険はあったほうがよいと思う
個人的にはフリーランサーはどちらにせよ任意の傷病保険には加入しておいたほうがよいと思っています。何があるかわからないし、怪我や病気になってお金が足りなくてピンチになる可能性はやっぱりあるわけですから。それが傷病手当金だけで足りるとは思いませんし、保険に加入することでリスクを軽減しておいたほうが無難でしょう。
自分は健康だから大丈夫と思っていても、病気と怪我はいつどんなときに自分に降りかかるのかはわかりませんので。
自宅での仕事の場合の注意点
自宅でできる仕事の場合は何も気にする必要はないように思えますが、毎回締め切りギリギリまで残しておくのはあまり良くないと思います。やはり多少の余裕はあったほうがいいです。締め切り当日追い込み時期に病気になったら確実にアウトになるわけです。頭でわかっていても結局締め切りギリギリになってしまう事が多いのが現実です。私のエンジニアライフのコラムは多くの場合はギリギリに書いている、といえばだいたい想像しやすいと思います。
フリーランサーは休めない?というイメージを持っていたら間違い
今までの話しをまとめると、あんまりサラリーマンと変わらないという認識で問題ありません。フリーランサーになっても有給をあまり取らなかった人はあんまり休まないし、有給を積極的に使う人は、基準時間の下限ギリギリになるように調整しながら休みます。
つまり、フリーランサーであろうがサラリーマンだろうが休む人は休む。頑張っちゃう人は頑張っちゃう。それを選ぶのは自分自身という事です。
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コメント
匿名
コラムにも「サラリーマンと変わらない」と書いてある通り、フリーランサーとサラリーマンの違いがよくわかりませんでした。
「自営業やフリーランサー」と分けて書いてあるように自営とは違うものなのでしょうか?有給だの書いてありますしフリーランサーというものがなんなのかよくわかりません。
手塚規雄
自営業の記述を削除しました。
ご指摘の通り、紛らわしかったですね。