【４８】ただ我慢しているだけでは何も変わらない現実を知れ

ライフハック | ワークスタイル

» 2015/05/14

こんにちは、手塚規雄です。

「こんなに頑張っているのに報われないはずがない！」と言って頑張っている先輩がいました。私は会社をやめてしまったのでその先輩は結局どうなったのかはわかりませんが、今でも苦労していそうな姿が想像できます。

なんでこんなに頑張っているのに、いっこうに報われない日々が続くのか？と思っているITエンジニアは特に多いような気がします。いつまで経っても終わらない残業地獄にハマっている。いつになっても効率が上がらない仕事。あってもなくても関係なさそうなドキュメント作成に追われる日々。様々な仕事と理由により我慢の日々を送っているITエンジニア。しかし他の業界は繁忙期で忙しい人は居ても、年中残業地獄というのはあまり聞きません。この差はどこから来るのか？それを考えてみました。

 

我慢しているだけの人は報われない

頑張っているのに報われない人の特徴はこんな人。あなたの周りにもいませんか？

・基本いい人

・仕事がそこそこできる（物凄くデキる人ではない）

・ある程度負荷がかかっても我慢出来てしまう

・社内／社外問わず政治的なやりとりが下手

・仕事に対して何か諦めている感がある

このような人は我慢が人一倍できても、報われることはないでしょう。簡潔に言えばブラック企業の従業員に向いている人の特徴だからです。性格の悪い上司、あくどい経営者からみればこれほど扱いやすい従業員はいません。

このような人はまず反抗しません。反抗しても、政治力がないので抵抗力も非常に弱いので簡単に丸め込むことが出来てしまう。そして仕事はそれなりにデキる人。だからブラックな人にとっては都合がいい人なのです。都合がいいからこそ、どんどん負荷もかけやすい。こんなスパイラルにハマっている状態だから報われることは少ないでしょう。

 

社内・社外問わず政治力のないエンジニア

エンジニアは政治力のない人、または政治的なやりとりが嫌いな人がほとんどです。だからこそ、その弱点を突かれてしまい苦労してしまします。逆に言えば政治力のあるエンジニアは非常に貴重な存在です。有能なプロジェクト・マネージャーが少ないのもそれが1つの原因ではないでしょうか。実際には私は政治力のある人となかった人のもとで働いたことがありましたが、仕事のやりやすさは天地の差がありました。ただ実際に自分がやると相当大変だったのがわかりました。

 

報われない人は我慢だけしかしていない

先ほどはエンジニアの代表的な弱点である政治力の話をしましたが、政治力だけではありません。ほかにも色々な弱点を持っているがゆえ報われない人がいます。そんな報われない人は我慢だけしかしていません。つまりその人は我慢だけをしていれば、いつか現状が変わるに違いない！と信じきっている人とも言います。ここまで言ってしまうと答えを言っているのも同じ事ですが、そんな事はありえません。現状を好転させている人は何かしら自分から行動して働きかけた人だけが得られるものです。

キツイ言い方をすれば、我慢だけしかしていない人は「ガキ」。お子ちゃまでもいいです。ただ駄々をこねる子供です。泣いていれば親が何とかしてくれると思っているのと同じように、ただ我慢していれば白馬に乗った王子様が助けに来てくれると信じきっているお姫様症候群です。そんな人が報われないのは、本人以外誰でもわかります。

 

我慢は美徳の前に、やる事をやりましょう

我慢するのは日本人の美徳かもしれませんが、我慢するのと同時に事態を好転させるための手段を考え実践するのも大事です。世の中「人事を尽くして天命を待つ」でなく、「人事をするのは俺じゃない誰かで、俺は天命だけ待つ」という人が意外なほど多くいます。

私自身もそういう一面がありますが、今はかなり注意しています。面白いぐらいに自分の行動が売上に直結してくるからです。ピンチな時ほど自分から何かやらなければ事態は好転しないというのは嫌というほどわかりました。売上という指標ほどわかりやすい数値はありませんから。