生き様047. 大事な事は大体ゲームから教わった~その肆:時間を管理する~
最近オンラインLTやってます
そろそろ梅雨の終わりも見え始めて、洗濯物を干すタイミングにも困らなくなってきました。
6~7月の思い出というと、オンラインイベントへの参加回数が多かったことでしょうか。
在宅ワークから徒歩0分で、オンラインイベント会場へ。
なんとも良い環境になったものです。
そのオンラインLTで、何回かLT登壇させて頂いています。
そのいくつかは、スライドを公開したりLT動画を作ったりしています。
面白そうだと思ったら、是非見てみて下さい。
やっている僕のモチベが上がります。
時間の感覚の話
LTをする時は、原稿とスライド資料を用意します。
このやり方には、個人ごとに色々あるのだと思いますが、
僕の場合はだいたいこんな感じです。
- 原稿に言いたいことをバーっと書き出す
- 時間に納まるように削る
- 言いたいポイントをスライド資料へ落とす
- イラストや文字で装飾を入れる
大体、この手順でやっています。
この手順を紹介するだけでもコラムが一本書けそうなのですが、
それはまた別の機会にしましょう。
今日は「時間に納まるように削る」の根幹の部分、
つまり「自分が時間当たりにどのぐらいの分量を喋れるか」を知る方法について、
お話しようと思います。
別に、天性の才能だとか、常人離れした特殊能力なんて必要ありません。
意識することと、訓練で身につきます。
つまり、【技術】です。
その【技術】を、僕がゲームを通して身につけたプロセスを紹介します。
テーブルゲーム(TRPG)の中での時間管理
ゲームの中に、テーブルゲームと呼ばれるジャンルのゲームがあります。
すごろくとかトランプとか、みんなでテーブルを囲んでワイワイやれるゲームですね。
もちろん、将棋や麻雀もテーブルゲームです。
その中に、TRPGと呼ばれるゲームジャンルがあります。
トランプなら、カードゲーム。すごろくならボードゲームですね。
ちょっと前に作ったLTのスライドにTRPGの説明があるので、それを見て下さい。
Wikipediaからの引用です。(クリックで大きくなります)
このTRPGというゲーム、大体3~4時間掛けて遊びます。
しかも、途中で掛け合いが楽しくなってしまうと、無限に時間が延びていきます。
終電がなければ…明日の仕事がなければ…それでもいいかもしれません。
でも、残念なことに時間は有限です。
なので、時間配分を管理することがとても重要になってきます。
十分に掛け合いを楽しんでもらいつつ、時間内に終わらせる。
そういうバランスが大事になるのです。
ただひたすらにトライ&エラー。そしてその先に…
楽しい時間というのは、過ぎるのが早いものです。
「気が付いたら時間の余裕がない!」むしろ「終わる予定の時間をオーバーしてる!」
なんてことを何度も繰り返しました。
そのうち、段々と時計を見る習慣ができます。
時計を見ながら、ある時はゆっくり時間を取ったり、
またある時は、マキを入れて早く展開したり。
そうすると、自分が手にしているテキストの量。進行の手順。
それらでどれくらい時間が掛かるのか、ざっくりと見積もれるようになります。
自分でテキストを書いていれば、どれぐらいのメモがあれば、滞りなく進行できるのか。
どれくらい詳しく書かないと、自分は喋ることができないのか。
大切だから書かなければいけないこと。
そういうものと一緒に、タイムスケジュールが見えてくるようになります。
ここまで、ただひたすらに繰り返しただけです。
しかし、漫然と繰り返しただけではなく、1回ずつ試して反省して改善して。
いわゆる、PDCAを回し続けた結果、自分自身の感覚として【技術】が身につきました。
ですが、ここで終わりではありません。
できるようになったら、更に繰り返して定着させる。
そして、精度を上げることが目標になります。
こうして、今の僕は「自分の喋り方の癖」を理解しながら、
自分が「○分間喋るために必要な内容」と
「○分しかないから喋らない内容」を決めることができるようになりました。
採用面接でやった5分間プレゼン
ある会社の採用面接に伺った時の話です。
採用担当の方との面談で、お互いに「違うな」という空気になりました。
ですが、ある一つの考え方に共感して頂き、詳しく話す時間を頂きました。
正直、1時間でも話せそうな話題でしたが「5分お時間を頂けますか?」とお願いをし、
ホワイトボードへ要点や解説図を描きながらプレゼンを始めました。
そして、丁度5分でプレゼンを終えることができました。
この時、台本はありません。
事前に用意した資料もありません。
ですが、相手と話をしながら、伝えるべきことをざっくりとまとめて、
それが「5分位あれば話せそうだ」と感じたので、お話をさせて頂きました。
本当に5分で終わった時、相手方よりも、僕がびっくりしていました。
もちろん、話し始め、そして話している途中も時計を気にしていましたが、
当初の目算から大きく増やしたり、減らした部分はありません。
なので、それができたことで、一つの自信が付きました。
まとめ
結局、僕が行った方法は、泥臭くPDCAを回しただけです。
TRPGというのも、僕が興味のあることであっただけで、必然性はありません。
他の人も、TRPGの経験から時間管理を習得できるでしょう。
しかし、他の方法でも時間管理の技術を習得することは可能なはずです。
ポイントは
- 時間を意識すること
- 繰り返して改善していくこと
この2つだけです。
ただし、特にビジネススキルを伸ばそうとしたわけではなく、
伸ばせたスキルをビジネスに活用しているだけです。
そういう系統の技術が、僕には沢山あります。
特にゲームから学んが事が多いので、これからも時折、紹介したいと思います。
おまけ
僕は、少ないボリュームの文章を、膨らませながらお話することが得意です。
なので、話がとっ散らかって要点が見えなくなってしまったり、
時間内に最後まで喋れない、という失敗を多くしました。
なので、僕が喋るときのメモには「ここは喋りすぎない」とか
「先に要点を話す」みたいな事が書いてあります。
ここは、完全に個性です。
他の人がどうしているか、僕はとても興味があります!
ITエンジニアの経験と見地を元に、時事ニュースを5分間で紹介する動画を平日毎日公開してます。
「日々の生活の中にエンジニアリングがある」からこそ、時事ニュースから学ぶことが重要です。
もう30本以上が公開されています。
そして、LT動画もぼちぼち追加しています。