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間違ったことを教えた時どうする?

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

手塚さんの「プロがミスをすることは他人からの暴言を許せるほどの悪なのか?」のコラムを読んで、そういえば・・・と思い出したことがありました。

プロはミスしてはいけない、それはわかるけど・・・

プロはミスしてはいけない、という話は理解できますが、そうはいっても人間です。気をつけていてもミスは起きます。

ミスがダメということよりも、ミスした後にどうリカバリするのかを大切にしたいです。

ミスがダメということにしてしまうと、手塚さんがおっしゃるように「何もチャレンジできなくなる」ようになってしまいます。それだけは避けたいなと思います。

高校の国語の授業が嫌いだった

話は飛んで、私の高校時代に遡ります。

自分で言うのもなんですが、国語(現代文・古文・漢文)は得意で好きでした。

でも、高校の授業は嫌いでした、というより担当の先生が嫌いでした。

その先生が今日A=Bと話していても、次の週になるとA=Cと言い、多くの生徒が「先週はA=Bと言っていた」と声を上げても、「いや、前からA=Cと言っていた」と言う人だったのです。

生徒たちは、「先生でも間違うことがあるのはわかっているから、前はA=Bと言っていたが、本当はA=Cだったと訂正してくれたらいいだけなのに」と不信感を強めていました。もちろん私もその中の一人で、そういう理由があって、嫌いでした。

間違ったことを教えてしまった時どうしたらいいの?

アルバイトという身ではありましたが、塾講師をしていた時、前と後で違うことを説明してしまったことがありました。

私の認識不足だったので、まずは「前回間違ったことを言ってしまった。ごめん。」と謝罪。その上で、前回なぜこういう説明をしたのか、前回と今回との説明の違いは何か、なぜ今回の説明が正しいのかをきちんと話をして、事なきを得ました。

その一件の後も、卒業までその生徒を担当させてもらえたので、私の対応は間違っていなかったのだと思います(対応がマズいと生徒側から講師の変更を申し出られるシステムだったので)。

きちんと対応してこそプロ

高校の時の国語の先生が私にとって反面教師となりました。

教職課程でお世話になった専門科目の教員にも「人間は誰しも間違う。間違った時に、きちんと説明して謝ることが大事。生徒はちゃんと覚えているから。これはお金もらってモノを教えている人として当然のことだから、よく覚えておいて。」とよく言われました。生徒はちゃんと覚えているというのは、まさに私自身でした。

ミスはしないことが前提だけど、してしまった時、その後の対応をきちんとできるのがプロではないかと思っています。

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