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「何もしない」ことと無について

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 もう1年以上前になりますが「無」について集中して書こうと思っていたことを思い出しました。

 そのときぼんやりと思い描いていた骨子はほぼほぼ忘れましたが(爆)、書いて手を動かしながら思い出していき、何回シリーズかでうまく着地できればよいかなと思っています。

 「無」について書こうと思いながらずっと放置してしまっていた理由のひとつは、内容が全く!「エンジニアライフ」にそぐわないかな、と(苦笑)。でも、よく考えるとそんなことはないんです。これを読んでくださっているみなさまにお役に立てる内容になるのは間違いないです、が刺さるかどうかはわかりません。

 いや、刺さることはほとんどないでしょう(苦笑)。どれぐらい役に立つかと刺さるかは逆相関ですからね...

 まず、「無」に関して4つの骨子を書きます。

 今回は4つ列記してお終いにします。

 まずひとつめは、「瞑想」です。私は瞑想に詳しくないですし、おすすめするものでもないです。どこかの団体の手先でもありませんし(苦笑)。

 なのですが、ずーっと昔から瞑想「もどき」を実践しています。そのやり方については、あまりに恥ずかしいのと、そして本格的に実践している方から末節のところでこれが違うあれが違うといわれたくないので、書きません。

マニュアルなどどうでもいいのです。

 実践しているというか、要は1日24時間、1週168時間のうちのどこかで必ず瞑想「もどき」の時間をとるようにしている、ということです。

 私の考える瞑想というのは要は「心静かな時間」(を確保する)。それだけです。

 自分を心静かな状態にもっていくためにはいろいろな準備が必要で、それは人によって異なります。朝が好きな方もいれば夜のほうがよい方もいるでしょう。座禅を組むほうがぴりっとしてよい方もいるでしょうし、呼吸法はMUSTだと主張する方もいます。

 私はスマホなどから離れオフライン状態になったほうが心静まりますが、必ずしもそうでないという方もいるでしょう。オフラインになってしまうと心がざわついて逆に落ち着かないという方も増えてますしね。

 それらは各々が見つけていくことであって、大事なのは、もう一度書きますが、週のうちで必ず(生活習慣として)その時間を確保することであり、型(マニュアル)そのものではないのです。

 次は「休む」ことです。

 何かしら疲労感を感じた後に、休む。人間なら必ず実践しなければならない、当たり前のことなのですが、なかなかこれを行えない方が多いようです。

 なぜ行えないかというと、休むことの優先順位がきわめて低いからなのでしょう。たとえば、1時間PCワークして5分休憩が必要なはずが、即座にスマホを眺めるので、まったく身体や脳が休まってないとか...

 本人は十分に休憩してると思い込んでるのかもしれませんけども。

 また「休日」はその言葉のとおり休む日のはずなのに、「もったいないから」という理由で意図的に休まない方も多いです。

 「休む」の不足が日々少しずつ蓄積されていることにより、人間は病気になります。

 加齢とともにビジネスマンは、うま~く自分自身を休ませるように仕向けていかなければなりません。そのためには、休むことは自分にとって絶対に必要なのであるという気づきが必要なのでしょうね。

 たとえば過労で倒れるとか...そういったトリガは必要なのかもしれません。

 「休む」は私の場合は、具体的には、「横になる」ですね。横になって何もしない。これがいちばんです。眠くなったら寝てしまえばいいし、眠くならなければじっとして次々沸き起こってくる妄想(?)に身を任せる。ヒマを楽しむのは大事かもしれませんね。

 そしてもうひとつは、今少し書きましたが「眠る」。

 「眠る」は100%の日本人がやっていることと思いますが(笑)、特にSE職は、適度な睡眠量および睡眠の深さからはほど遠いのではないかと推測します。

 私も「眠る」の質向上については、課題です...

 ですが、昔よりだいぶ深く眠れるようになってきたように思います。眠りの質が向上すると、間違いなく人生好転していきます。

 これからの時代のSEは「眠ったもん勝ち」です。それに気づけるかどうか。

 4つめ。それは「闇」です。

 東京に住んでいると、漆黒の闇を体験することがとても難しいです。

現代の地方都市はどうなんでしょう? 私が育った地方都市は、夜はいたるところ闇だらけでしたが。

 私の考える漆黒の闇は、無音とセットです。

 闇というのは人間が体験できる「無」そのものです。いままで書いた3つ、瞑想も休むも眠るも闇(すなわち「無」)に包まれていればもっと質が上がるのは間違いのないところです。

 漆黒の闇が難しいようであればなんとかしてそれに近い環境を確保したいところです。

 私は、家の風呂が良くも悪くも換気のための窓がないので、深夜あるいは夜明け前に閉め切って風呂に入ると疑似「闇」状態がつくりだせますので、たまに闇体験(笑)をするよう意識しています。

 以上、無の4つの要素について列記しました。瞑想(静かな時間)、休む、眠る、そして「闇」。

 最初の3つは、人間の「行為」です。闇は、ちょっと違いますよね。

 とりあえず、続けます。

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