<<【東北人魂】仙台遷都、福島東北オリンピックの実現へ>>

スキルが高い人間が人格者ではなかった。(ブログ過去記事より)

»

 今回のタイトルは、さきほど再読していた自分のブログの過去投稿のタイトルです。20140225時点での自分のキモチ...(笑)

 このIT業界、のインフラレイヤに絶望を感じていたころですね(笑)。21世紀になって10何年経過しているのに、なー~んにも変わっていかない感じがしていて。

 絶望は今も変わらず感じておりますし(苦笑)、この業界は間違いなくこれからも衰退する一方でしょう。ITが進化していく方向性というのは、IT業界でダブついている技術者を淘汰していく方向性と軌を一にしています。

 AIで人間の仕事が奪われる、という議論が喧しいですが、真っ先に職を追われるのはIT技術者だというのは、みなさんお気づきですよね?

 ではどういう技術者の仕事が奪われるのか? というか、奪われるのはITの技術そのものなんですよ。技術がいらなくなる、ということは、技術者が存在する意味がなくなるということなんです。

 でも、相変わらず世の中に「ビジネスマン」は残ります。ビジネスマンは、資本主義社会の潤滑油として絶対必要だからです。

 そして、もちろん低賃金のワーカーも残りますよ。でもそれは、たまたまITっぽいワークをするだけであって、もはや技術者とは呼べないですよね。いわゆるマックジョブです。

 2014年当時結局何を言いたかったのかというと(今になると当時のもやもやがわかります)、たとえばスペシャリストかゼネラリストか、といったようなありきたりな二元論ではなく、

この業界の人って二元論にあえて拘泥するのが好きな人が多いですよね。

21世紀のビジネス・シーンをすいすいと泳いでいくために一番必要なのって、ただ単に「人間的魅力」じゃね?っていうことなんです。

 必要なのはスキルではなく人間的魅力なんです。結局、そこに帰結するんですよね。技術職だろうが何職だろうがそこから逃れることはできないんですよ。

 私は、2014年からたった数年でだいぶオトナになったようでして(笑)、業界単位でビジネスを考えることをすっかりやめました。ITは単なるツールです。

 ビジネスというのはもっと網羅的、相互補完的に考えていくべきだと強く思うようになりました。そしてIT業界という泥舟からは下船しました。

いちおうフォローしておきますが、泥舟がずっと崩壊せず、泥舟のまま漂流し続ける可能性はありますよ。というかこれといった指針もないままに(亜米利加の言いなりのままにw)これからもずっと漂い続けるのでしょうね。でも、泥舟が「補強」される可能性はもはやないでしょうね。

 この投稿バックナンバーをご確認いただくとわかると思うのですが(そんなヒマな方はいないでしょうけど)、健康をキーワードに業界内から変えようとしていたんですよ。たった6年前ですが自分、アオかったです(笑)。

 自分は業界の体質について文句ばかり言いながら何も行動を起こさない方々とは違うという自負はありました。そのアツい自負もさらに輪をかけてアオいんですけどね(苦笑)

 最初は、微力ながら自分からはたらきかけて業界を変えていこう!と鼻息が荒かったのですが、やがて自分のアオさや傲慢さに気づき(苦笑)、次のフェーズでは、自分が変わっていくことで周りを影響を与え、結果的に少しずつ変えていこうという考え方に変わりました。でも結局、周りが変わることに期待していることに違いはなく、傲慢なのは変わっていないのだということに気づいたのが2014年ぐらいだったと思います。

 で、やっと気づいたのが、まず、IT業界というものがそもそも泥舟だということ。そして、泥舟イコールぬるま湯であり、文句言いながらそこに棲息している方々というのは実は居心地がいいからそこにいるのだということ。文句を言ってはいるが内部から変革していく気など毛頭ないのだということ。

 そして自分が、この泥舟ってむっちゃ乗り心地悪い...と感じているという事実から眼を背けていたということ。

 舟そのもの、そして乗組員の雰囲気を変えて乗り心地のよい泥舟に変えようとしている自分が、間違っていました。そこにいる限り自分は常に居心地の悪いマイノリティのままであり、それは自分の人生にとって、そして精神衛生上よくないので、降りるという決断をする他なかったのです。

 そこからは「おさきにー」という感じで、新しい環境で、周りのしがらみも気にせずどんどん自分が変わっていったような気がします。周りを気にしなくなったので自分の道を邁進することができるようになりました。

 さて、今回の投稿にオチも結論もございませんが(笑)、今年も私の拙い文章を載せていただく場を提供いただけたことに心から感謝します。ありがとうございました。

Comment(0)