疲れた身体と心に響く書籍をご紹介

書籍「誰でも身につく!暗算力」を読んでみた。すらすら解ける『暗算』を味方につけよう!【第17回】

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ありがとうございます。平岡麻奈です。社会人として働く中で、「学生の頃から変わったな」と思うことは沢山あります。時間の過ごし方や考え方も徐々に変わっていきましたが、一番私が「変わったな」と思うことは『計算をしなくなった』ことです。大学時代は理工学部に在学していたこともあり、試験勉強や研究において、日々なにかしらの『計算』をし、数字に触れていたことを思い出します。現在、『計算』をする場面となれば、買い物の際のおつりを『計算』したりする程度であり、必ずと言っていいほど頭で『計算』するより、スマホの電卓機能を利用します。便利であるが故に、その癖が身についてしまっていますが、これは『計算』には時間がかかると「思い込んでいる」からではないかと感じ始めました。

エンジニアの方向けの書籍を読み始めてからというものの、「数学」の重要さに改めて気づきます。学生時代が過ぎ、「数学」から離れてしまった今、ひとつの数式に触れるだけでも、「難しそうだな」とイメージを悪い方向に向けてしまいます。これは、日常の中で「時間の無駄を省く」ということを理由にして、『計算』することを蔑ろにしているからかもしれません。また日常の中で『計算』する場面に遭遇した時、すぐに「筆算」をする癖もあります。これは「計算は筆算を用いて行うもの」と教えられたことが根強く残っているからかもしれません。そして、並べられた「数字」を書き出したり、また頭の中で「筆算」をすることは、『暗算』をすることが不安、という事実もあります。『暗算』に頼らずに「筆算」をする習慣を学んでいたのでは?と、昔を思い返します。

今回紹介する書籍の目的は、「頭で計算をする癖があれば、それも時間をかけずに解くことが出来れば、ふとした時に役立つんじゃないか?」という気持ちから、『暗算力』を身につけることです。エンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第17回は「暗算」をテーマに、「誰でも身につく!暗算力」を紹介します。

無題.png誰でも身につく!暗算力

【著】栗田 哲也

https://www.amazon.co.jp/dp/4569768970/

現在の「筆算」ばかりが学校の授業等で重要視され、『暗算』が軽視されてしまっている事実により、著者の「そろそろ暗算を復権させ、その本当にすぐれた側面に気がついてもらう必要があるのでは」という考えが、本書を書くきっかけになったと示されています。「指示通りの手順を覚え真似るだけの筆算」から「背景を理解すればすばやくすらすらできる暗算へ」をスローガンとして掲げ、『暗算力』を身につけるレッスンが始まります。日常生活でも、電卓を利用せずにすらすら計算が出来れば、便利な世の中が、もっと便利に感じられると思います。

本書は簡単な足し算・引き算の「計算」から中学校レベルの文字式計算までを『暗算力』を身につけながら解いていく構成です。章ごとに「コラム」が設けられおり、『暗算』の大切さを深める役割を担っています。読み進めていくうちに、「計算」をゲーム感覚で楽しんでいました。一見難しそうに見える計算が、考え方や目線を変えるだけで数秒で解けてしまう感覚がとても面白く感じました。本書には沢山の計算が例として紹介され、尚且つ【練習問題】つきです。そしてもっと練習したい方向けに、QRコード読み取り、各章に対する問題と解答にもアクセス可能です。

どういった問題があるのか?1番始めに紹介されている計算は「79+47」です。筆算で計算する癖がある私は頭の中で数字を縦書きの筆算に並べ変えますが、『暗算力』を用いれば、いくつかの方法でこの計算を解くことが出来ます。紹介されている計算方法のひとつとして、「79を80-1と考えて、47に80を足して1を引く」方法です。最初は本書についていくことに必死でしたが、次第に「こういった方法もあるのか!」と楽しくなりました。

暗算3つのメリット
①暗算は数のしくみが理解できる!
②暗算は洞察力を働かせる頭脳を養う!
③暗算ができると難しい問題を解くとき、大切なポイントに集中できる!

本書で紹介されている【暗算3つのメリット】です。『暗算力』の効果は、計算式を解くだけに留まりません。表面的な部分だけでなく、物事を色々な角度から観察をする力も身につくようになります。いつも筆算で計算をしていた方も、これを機会に『暗算力』を身につけ、すらすら計算のできる感覚を味わってみてはいかがでしょうか?きっと、『暗算』の楽しさにも気づくことが出来るはずです。

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