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書籍「人生で一番役に立つ『言い方』」を読んでみた。発する「言葉」で心と体を健康に!【第8回】

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皆様、いつもご覧頂きありがとうございます。平岡麻奈です。あっという間に年末が近づいてきました。最近は専らクリスマス曲ばかり聴くようになり、日本は季節が分かりやすくて、過ごしやすいと感じます。そしてまた、シーズンごとに楽しみがある。そろそろ来年はどんな年にしようかと考え始めています。今までは自分の理想の生き方を「今年の目標」として取り組もうと意気込むのですが、なかなか自分の中だけで決めた目標って続きません。意志の弱さも理由として挙げられる部分ですが、こういった人こそ、仲間で目標を立てて、そこに向かって頑張っていこう!と取り組むほうが、気持ちもワクワクし、やる気が出ます。それは1人で生きることは出来ない、誰かと共に生きていると日々感じるようになったからかもしれません。

こうして文章を書いたり、SNSでの投稿や、やりとりをすることが増えていくと、自ずと「言葉」で誰かと繋がる時間が増えたように感じます。全く会っていない友人とSNSだけでやりとりをしていたり、以前よりもまして「言葉」の重要性が大きくなったように感じます。実際に面と向かって話す以外にも、「言葉」を並べてコミュニケーションをすることが増えているからこそ、人は今まで以上に「言葉」で喜びを感じたり、傷つくようにもなっています。相手を深く知らずしてやりとりをしている時、反対に深く仲良い友人との交流も含め、受けた「言葉」がずっと心に突き刺さったまま、なんてことはありませんか。

「言葉」を使い、コミュニケーションをとる。人生において大切な「言葉の使い方=言い方」は蔑ろに出来ません。「あんな言い方しなくてもいいのに」と、傷ついた心を癒すだけでは悲しみが積もるばかりです。エンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第八回は「言葉」をテーマに「人生で一番役に立つ『言い方』」を紹介してみようと思います。

人生に役立つ言い方.JPG★人生で一番役に立つ「言い方」★

【著】小林 弘幸

https://www.amazon.co.jp/dp/4344427815

怒られたり、きつい言葉を言われた時、またはすごく褒められたり、嬉しい言葉をかけてもらった時。私達は1日生きていく中でも、たくさんの「言葉」に気持ちを揺るがせています。経験から、「傷つく言葉は使わないでおこう」と自分の中で決めていたとしても、相手の「言い方」は強制出来ません。結果、受けた「言葉」で気持ちの浮き沈みをさせてしまうことはないでしょうか。「言い方」を学んでも、気持ちが全くついていかない。それはどうしてなのか?本書では、「『言い方』は技術じゃなくて、医学だ」と紹介しています。

「人は、自律神経のバランスが乱れている時、空気が読めない言い方や相手を傷つける言い方など、いわゆるダメな言い方をしてしまいます。」(P.16)

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。
交感神経とは「血管を収縮させ、血圧を上げる働き」を持ち、交換神経が優位になると興奮状態になります。そして副交感神経とは「血管をゆるませ、血圧を低下させる働き」があり、副交感神経が優位になればリラックスした状態になります。「自律神経のバランスが乱れる」状態とは、どちらかの神経に偏りがちになっていることであり、このバランスを保つことは非常に難しいものです。本書では、著者の自律神経研究チームによる自律神経を測定する機械の開発により、「感情は自律神経の数値が左右される」という事実から、自律神経は心と体の関係が医学的に立証されていることを示しています。例えば、イライラした感情により、相手に「ネガティブな言葉」を発したとします。そのネガティブな感情を抱いた一言により、瞬時に自律神経は乱れ、血流が悪くなり内臓機能は低下、ホルモンバランスさえも崩れます。それは発した自分だけでなく、相手も「影響」を受けてしまい、もっとイライラしてしまう要因を作ることになります。著者は「自分の仕事の仲間や家族を『言い方』で落ち込ませて、パフォーマンスを低下させる必要はない」と強く伝えています。毎日の何気ない「言い方」によって、自分や周りのパフォーマンスや健康状態に影響を及ぼしていることに気づくことが大切です。本書では、自律神経に基づく「言い方」を学ぶことによって、自律神経のバランスを保つ技術を習得することが出来ます。それは、コントロールすることの出来ない相手の「言い方」からの影響も防御できるものであり、対人関係や健康、人生をもっと素晴らしいものに変えることに繋がります。

自律神経が整っている

血流が良くなる

一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」が出来る

上記のように健康の要は自律神経にあり、血流をコントロールしている立役者も自律神経です。血流がよければ、脳をはじめとする全身の細胞に酸素と栄養が行きわたり、正しい「言い方」を使うことが出来、パフォーマンスも高まります。

会話をするだけでも、神経を使う時はたくさんあります。友人と話す時と、仕事場でやりとりを行う時とでは、全くもって「言い方」が変わるように、日常が「言い方」に振り回されていることは事実です。 「言い方」が良いように働く場合、例えば仕事が立て込み、ひどく疲れている時に上司から「頑張ってるね」と声をかけられた。それだけで今までの疲れがとれ、肩もなんだか軽くなった感じがする。能天気なように見えて、理由がきちんと示された驚きと共に、納得の気持ちが溢れます。コミュニケーションの核となる「見る・言う・聞く」の中で唯一コントロールできる「言い方」に変化をもたらすことで、生き方をも変えられることに気づける1冊です。

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