ガジェットで様変わりしたラジオの活用~英会話講座もAFNも!
■ついに禁断の自腹レビューに手を出す?!
先日、本コラムと連動した公開講座「語学講座:海外経験なしでTOEIC950&通訳案内士~ガジェットを活用した英語学習法」を開催しました(おかげさまで多くの方に受講いただきました。オンデマンド講座としては、2月17日まで録画で受講可能です)。
この公開講座では、前日ソニーから発表されたポータブルラジオレコーダーICZ-R100も口頭でご紹介しました。長年愛用しているICR-RS110Mに比べるとバッテリーのもちが短い点が不満ではありますが、洗練されたスタイルのICZ-R100に心をひかれ、買い換えのために予約注文しました。2月6日に届く予定なので、追ってレビューを書きたいと思います。
なお、これからガンガン自腹レビューするわけではありませんので、念のため(誰もそんなことを期待していないとは思いましたが……)。
さて、タイトルをご覧になって、「どうせICR-RS110Mのことだろう?」と思われたかもしれませんが、さにあらず。そちらは以前のコラム「通勤時もガジェットを活用して英語学習(徒歩編)」などをご覧ください。
■アプリと電子書籍で変わったNHK 語学番組
NHK 語学番組(英語)のテキストを買っている方はすでにご存じの通り、NHKのラジオは2011年9月からインターネットでサイマル放送されており、「らじる☆らじる」というアプリで聴くことができます。
サイマル放送のよいところは、インターネット接続があれば、ラジオの電波が届かないところでも聴けるところです。ラジオをもっていない方も、スマートフォンがあれば放送を聴けます。
さらに、ラジオ英会話講座のテキストは電子書籍でも販売されており、2013年12月にはついにKindle版も発売されました。残念なことに、電子書籍と言っても印刷物をスキャンした「自炊」レベルなので、サイズが非常に大きく、E-Ink版のKindleでは処理が遅い上に表示が汚いので閉口します。また、注意書きに「文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。」とある通り、制約が大きいのが困りものです。しかし、買い忘れることがありませんし、つねに持ち歩けることは大きなメリットです。
アプリと電子書籍を使うことで、いつも持ち歩いているガジェットだけで放送を聴き、テキストを参照することができる、ラジオ英会話講座のイメージが一変しました。
筆者は最近、再び「実践ビジネス英語」を聴いています。かつては再放送を予約録音した音源を歩きながら聴いていましたが、アプリを使うことで、昼休みにテキストを参照しながらライブで聴くことも可能になりました。
■英語学習のかつての定番、AFNも様変わり
「AFNってナニ?」という方も、FENと言われれば分かるかもしれません。FEN(Far East Network; 極東放送)は米軍の放送で、1997年にAFN(American Forces Network)と改称しました。
このAFNも、現在はアプリで聴くことができます。それも日本全国の局(岩国、三沢、沖縄、佐世保、東京)だけでなく、世界中の放送を聴けるのです。AFN Pacificアプリ(iOS、Android)では、日本、韓国、グローバルの放送を聴くことができます。
古くは、小林克也さんがFENで英語を勉強されたそうです。地域によってはAFNラジオ放送を聴くことができませんが、アプリを使えばどこでも聴けるわけです。
FacebookのAFN Tokyo (The Official Page)を見ると、放送の状況も分かって興味深いです。
■PCも活用
実践ビジネス英語もAFN Pacificも、Webサイトからストリーミングで放送を聴くことができます。
実践ビジネス英語は、前週の放送が配信されています。ユーザー登録が必要で、都度ログインするのがちょっと面倒ですが、ライブを聞き逃したときには便利です。
AFN Pacificの方は、各局の放送をライブで聴くことができます。
なお、PCの活用については、いずれ改めて書くつもりです。