意識すれば、いつでもどこでも勉強できる
本題に入る前に、本コラムのアクセス数の傾向についてお話ししたいと思います。
一番アクセス数が多かったのはiPhoneを取り上げてたコラムだと思われるかもしれませんが、実は最も読まれたのはKindleのコラムです。iPhoneは、Kindleの次でした。iPhoneで英語を学ぶという記事や書籍は珍しくないので、比較的情報の少ないKindleの方が人気だったのかもしれません。
英語学習で活用していただきたいラジオ付きICレコーダーと電子辞書の記事は、予想よりもはるかにアクセスが少ない状況です。ラジオ付きICレコーダーは、それだけのための投資になってしまうので、手を出しにくいのかもしれません。電子辞書は、すでにお持ちで、しかもご紹介しているのがひどく古い機種だということにも原因があるようにも思います。
アクセス数の傾向は以上のような概況ですが、筆者としては、アクセスランキングやアクセス数は気にせず、マイペースで(鈍感力が抜群?!)引き続きガジェットについてご紹介していきたいと思います。
■意識すれば、いつでもどこでも勉強できる
2014年を迎え「今年こそ英語を勉強するぞ!」と誓いを立てた方もいらっしゃるでしょう。しかし、中には「英語を学習する気持ちはあるが時間がない」とお悩みの方も少なくないと思います。
時間だけが平等で、誰にとっても一日は24時間しかありません。社会人になって「少年老いやすく学なりがたし」ということわざの意味をかみしめたのは、筆者ばかりではないでしょう。
しかし、逆に言えば、誰にとっても1日は24時間あるわけで、時間がないというのは時間の使い方の問題です。睡眠時間を削るような無理は必要なく、ちょっと意識すれば、いつでもどこでも勉強できます。歩いているとき、電車に乗っているとき、家事をしているとき、就寝前のひとときなど、隙間時間を活用するのです。
隙間時間が活用できない理由のひとつは、準備が整っていないことです。ちょっとした時間ができたときに学習しようと思い立っても、そのときに必要な道具がなければ学習することはできません。短い時間ですし、いろいろな状況で空いた時間ですから、手間暇をかけないと勉強ができないなら、その時間を活用することは実質的にできないでしょう。
そこで、思い立ったらいつでも学習できるよう、あらかじめ準備を整えておくことが必要です。それも楽に準備でき、常に使える状態になっていることが重要です。準備に手間がかかるのでは長続きしませんし、いざというときに、例えばバッテリー切れで使えなかったりしたのでは、継続することに対する意欲がそがれます。
楽に準備できて、いつも使える。それが、筆者が重視する、ガジェットの重要な特性です。
■家事をしながら学習する
具体例として、まずは家事をしながら学習する方法について触れます。
筆者の場合、朝は食洗機の食器類を片付け、夜は洗濯物をたたむのが日課です。週末は、洗濯物を干すのも筆者の担当です。少しでも家事をすると、家人の機嫌がよくなり、家庭円満につながります(ただし、せっかく家事を分担しても、自分だけの世界に浸りきりだと、当然ながら家人は面白くありません。家庭不和のもとにならないよう、ご注意を)。
洗濯物は室内でまずハンガーにかけるので、そのときにラジオ付きICレコーダーICR-RS110MFをクレードルに載せ、録音したラジオ番組を流します。AFNは音楽が流れている時間が多いので、自分に都合よくニュースなどをやっているとは限りませんので。
洗濯物をたたむときは当然室内ですから、干すときと同様に、録音したラジオ番組を流します。
iPhoneアプリで聴けるインターネットラジオにはたくさんのチャンネルがあり、学習に役立つチャンネルもありますが、アプリを起動してから聴けるまでしばらく時間がかかるのが一番の難点です(放送局自身が公開しているアプリは、比較的ストリーミングが始まるのが早いようです)。
さて、ICレコーダーで聴くラジオ番組は、飽きが来ないようにある程度の頻度で更新する必要がありますが、頻繁に更新しすぎると聞き流す結果となり、あまり効果が上がらないようです。二度三度と繰り返し聴き、1週間後には違うものを聴くというペースがよいと思います。
<再告知>公開講座のお知らせ
昨年11月25日のコラム「公開講座を開催します」でご案内しましたように、八洲学園大学で、本コラムの内容をもとに公開講座を開催します!
語学講座:海外経験なしでTOEIC950 & 通訳案内士~ガジェットを活用した英語学習法
開講日は2014年1月18日、来校およびインターネット(ライブ、オンデマンド)で受講可能となっています。オンデマンド(録画)の場合は、開講後1カ月は視聴可能です。