海外経験なしで通訳案内士!ガジェット活用による英語学習法!

iPhoneのモバイル性

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 通訳案内士を目指す方に朗報です! 2014年度の通訳案内士試験から、TOEICスコア840以上で1次英文試験が免除されるとのことです(英検については、1級取得者が1次英文試験が免除される制度があります)。詳しくは、こちら

 ちなみに、筆者は2007年にTOEIC 950を達成していましたが、2009年の1次英文試験を落としました。ですから、TOEIC 840で1次英文試験が免除されるというのは、だいぶ間口が広げられたという印象です。実際、mixiの「通訳案内士は民間外交官!」コミュニティで行われたアンケート調査では、通訳案内士のTOEICスコアの中央値(平均値ではありません)は900点前後と思われるので、840というのは低すぎる設定のように思われます。

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 さて、今回はiPhoneのモバイル性-大きさと重さ、バッテリーのもち、画面、コンテンツ-について述べます。

 大きさ重さバッテリー画面コンテンツ
Kindle Paper White ☆☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
ラジオ付きICレコーダー
(ICR-RS110M)
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ N/A ☆☆☆☆
電子辞書
(ワードタンクC50)
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
iPhone ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆☆

 上の表ではiPhoneになっていますが、筆者はもっぱらオフラインで利用していますので、使いかたとしてはiPod touchと変わりません。そこで、iPod touch 32 GBモデルのスペックに基づいて書いておきます。

 大きさは高さ123.40 mm×幅58.6 mm×厚さ6.1 mm、重さは88 gです。ディスプレイは4インチ、解像度が1,136×640ピクセルです。

■気になるバッテリーのもち

 カタログスペック上のバッテリーのもちは、音楽再生で最大40時間、ビデオ再生で最大8時間となっています。初期のモデルに比べれば、だいぶバッテリーがもちますが、一日持ち歩いてアプリケーションをふんだんに使う場合には心細いでしょう。

 iPhoneの場合には、通話やモバイル通信でバッテリーを食いますから、さらにバッテリーが心配になるところです。

■コンテンツ

 コンテンツは、iTunes Store、App Storeで、オーディオ/ビデオ、アプリケーションを購入することを中心に搭載することになります。アプリケーションは無償のものも多数ありますが、実用に耐える語学学習用ソフトは有償が主となっています。

 自分でそろえる場合は、CDをエンコードしたオーディオトラックや、DVDをリッピングしたビデオを入れます。ただし、DVDのリッピングは著作権上の懸念がありますので、自己責任でお願いします。

 ちなみに、筆者の場合、発音の勉強用に購入したDVD UDA式30音トレーニングをエンコードして持ち歩いていました。

■Wi-Fi通信の魅力
 iPhone/iPod touchと他のiPodの違いは、PCやMacの助けを借りずにポッドキャストを視聴できることです。PCやMacと接続し、iTunesを立ち上げて同期させるのは、たまにならともかく日課にするには面倒です。

 YouTubeが視聴できることも大きな利点です。ハーバード・ビジネススクールの講義など、YouTubeには有用なコンテンツが多々あります。英語学習だけと思わず、自分に必要な、あるいは興味のあるコンテンツを探してみるとよいでしょう。

 筆者は、インターネットへのアクセスはモバイル通信ではなくWi-Fiを利用していますので、iPhoneでポッドキャストやYouTubeにアクセスするのはもっぱら自宅です。寝床でも手洗いでも、思い立ったときにアクセスするようにしています。

 PCやMacに向かう必要もなく、ましてiTunesと同期させる手間もないという手軽さが、自宅での学習にも奏効します。

■オールインワンで、すきま時間の活用に最適

 語学学習用のガジェットとしてのiPhoneの最大の特長は、オールワンだということです。必要なものは、これ1つでほぼそろいます。あえて欲を言えば、機能として欠けているのは、

  • 任意のオーディオトラックの細かい再生速度コントロール
  • 数秒間だけの巻き戻し
  • AMラジオの受信

でしょうか。

 AMラジオの受信については、英会話番組などはダウンロード販売やCDなどでオーディオトラックを別に用意することもできますから、利用するコンテンツによっては問題にならないこともあります。

 すきま時間を活用するには、モバイル性が重要です。これひとつで語学学習ができるということは、すきま時間を活用する上で最大の特長だと言えます。どこに行くにも、携帯電話を持ち歩きます。ですから、携帯電話がある=語学学習に必要なものがある、ということで、いつでもどこでも学習可能な段取りができていることになる訳です。

 iPod touchの利用目的は、音楽、ビデオ、アプリケーションのためで、携帯電話ほどいつもそばにある訳ではないでしょう。しかし、いつも持ち歩く習慣をつければ、いつでもどこでも学習できる条件が整います。

 十徳ナイフのように、コンパクトながら何でもできるというiPhoneは、使い方次第で最強の語学学習用ガジェットになります。

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