【寝耳にミミズ】
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■原典:寝耳に水
■意味:
とんでもない話が、いきなり飛び込んできたときに使う例え。寝耳に水のさらに上をいく状態を指します。
■解説:
寝ているときに、耳に水を入れられるとびっくりしますが、水ではなく、ミミズを入れられると、恐ろしいほどびっくりするという例え。それはいたずらをとおり越して、ありえない行為であるという意味も含まれます。
原典の「寝耳に水」ですが、寝ているときに、耳に水を注がれて、びっくりするという意味(説)が主流であり、「寝耳にミミズ」もそこから来ていますが、耳とは、耳にするという意味で、水とは、川の氾濫を意味すると言われています。つまり、寝ているときに、川の氾濫の音を聞いたときのように、不意を突かれて驚くという意味が本来の意味ではないか? という説です。
時代時代に合わせて、解釈が変わっていくというのは悪いことではありません。もしかすると、来世紀には、「寝耳にミミズ」が主流かも!?
●用例:
現木さん。この前の、予算も食いつぶしているのに、追加仕様を受けちゃったっていうプロジェクト、どうなりました?
追加仕様を受けたっていう話だけでも、目が点状態だったのに、さらに、納期を前倒しにするって、いきなり言われて、もう、「寝耳にミミズ」状態になったよ。
うわ。そんな状態、私には耐えられません。
そうだろ。しかも、その真っ最中に、ヨソノシステム様のサーバがクラッシュして、「両耳にミミズ」状態になって…………。
うわ。もう、格言の原型も留めていないくらい、すごい状態ですね。
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